トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2025/09/04 16:00
対称性を追求した設計

TAD、ブランド初のプリメインアンプ「TAD-A1000」。長年培ったプリ/パワー技術を融合

編集部:成藤正宣

テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TADL)は、同社TADブランド初のプリメインアンプとなる「TAD-A1000」を、12月中旬に発売する。価格はシルバーモデルが3,080,000円、ブラックモデルが3,135,000円(いずれも税込)。ブラックモデルは受注生産となる。



「TAD-A1000」シルバー


 



「TAD-A1000」ブラック(受注生産モデル)


革新的な技術を取り入れることをコンセプトとする製品群 “Evolutionシリーズ” にラインナップされる、ブランド初のプリメインアンプ。


長年にわたり培った電流帰還型アンプや抵抗ラダー型電子ボリュームといったプリアンプ技術と、クラスD方式アナログパワーステージなどのパワーアンプ技術を融合させており、同シリーズのスピーカーシステムと組み合わせることで、パワフルでクリアなサウンドを実現すると謳う。


回路構成やレイアウトにおいては “対称性” を重視し、入力から出力まで完全に独立したアンプをバランス接続するBTL方式の増幅回路を搭載。スピーカーの振動板を正確にドライブするにあたり、ボイスコイルに流れる正負の電流源を完全に一致させる必要があるためだといい、正負電源から左右独立設計の回路の配置、基板パターン、配線長にいたるまで徹底的に対称性を追求したという。基準となるアースポイントも、プリ段とパワー段を完全に分離。理想的な正負/左右の対称性を実現したとする。


プリ段のフラットアンプ部には、最高の音質を追求するハイエンドライン “Referenceシリーズ” と同等の、高性能な1段増幅電流帰還型アンプを採用。コンプリメンタリ性を高めるため、FETデバイス1個ごとに特性を測定し、プラス側/マイナス側の素子をペアリングすることで、回路動作の安定性を向上させている。


電源部には、大容量トロイダル型電源トランスによるリニアレギュレーター方式の回路を搭載。電源トランスの内部巻線を直出しすることで引き出し線との接点を極力削減している。


加えて、直出し線のターミナル、基板マウントターミナル、締結ビスに非磁性のメッキと純銅を採用し、非磁性歪を徹底的に排除。さらにリング型トロイダルコアを導入することで巻線との結合を高め、リーケージと振動を大幅に低減している。この電源トランスをプリ段/パワー段/コントロール用のすべてに採用することで、純度が高く、応答性に優れた強靭な電源供給を可能とし、正確なスピーカー駆動を実現したとしている。


筐体内部には4BOXチャンバー構造を採用。プリ段/パワー段/電源トランス/コントロールの各機能ブロックをそれぞれ分離し、外部からの振動に強く安定したアース電位を確保している。特に電源部は、徹底したシールド構造により機械的/電気的ノイズを低減することで、音の純度を一層高めているという。


また、スパイク内蔵型インシュレーターによる3点支持構造を採用することで、床からの振動影響を低減したISOマウントを実現。荷重ポイントを明確化することでアイソレーション性能を強化し、音の情報量、力強さ、空気感の向上を図った。


フロントパネル中央部には、高精度ボールベアリングで滑らかな操作感を実現したセンターボリュームノブを配置。内部構造の対称性を表現しつつ、“Evolutionシリーズ” ならではの高品位で美しいデザインに仕上げている。


背面には、Referenceシリーズでも採用している強固かつ高品位な大型スピーカーターミナルを装備。機械的/電気的な接続安定性を高め、スピーカーケーブルの能力を最大限に引き出すとしている。入力端子はバランス4系統(インピーダンス100kΩ)、アンバランス2系統(インピーダンス50kΩ)を備える。


ほか、製品各部にブランドオリジナルの高品位パーツを投入。超高精度なATT特性と0.0005%以下(1Vrms入力時)の低歪率を備えたラダー抵抗切替型電子ボリュームをはじめ、オーディオ回路のコンデンサーや抵抗には非磁性部品を選定して磁気の悪影響を排除。音質上重要なアナログオーディオ信号用抵抗器と低歪/高品位フィルムコンデンサーには、Ni下地メッキのない特殊構造の金メッキOFCリードを用い、電流ループを小さくする高品位非磁性電極チップ抵抗も使用するなど、磁性歪を徹底的に抑え込んでいる。


パワー段の電源平滑コンデンサーも、33,000μF×4の大容量タイプであるだけでなく、繰り返し試聴と吟味を重ねて開発したというTADオリジナルのカスタムメイド電解コンデンサーを採用している。


定格出力は250W(1kHz、4Ω)、定格歪率は0.05%以下(1kHz、4Ω、125W)、SN比は100dB以上。周波数特性は10Hz - 50kHz(+0dB −3dB )。利得は41.5dB。消費電力は130W。外形寸法は440W×200H×553Dmm、質量は29kg。


 

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ストリーミングサービスがもたらす理想の音楽鑑賞スタイル。ネットワークオーディオの楽しみ方、山之内 正氏の場合
2 冨田勲、幻の4チャンネルオープンリールテープが蘇る。NHKEテレ『クラシックTV』にて5/21放送
3 エプソン、プロジェクターやプリンターなど一部商品を7/1から価格改定
4 コード・カンパニーが日本市場向けに新規開発。電源ケーブル「Vega」の説得力ある音質をいち早く体験!
5 サエク、レコードクリーナーブランド「GLASS-AUDIO DESK SYSTEME」取扱開始。静音性/ユーザビリティを強化
6 VERTERE、フラグシップアナログプレーヤー「RG-1PKG」。税込1430万円から
7 BLUESOUND.「POWERNODEシリーズ」が音場補正機能Dirac Liveに対応
8 ハイセンス、4Kプレミアム・レーザープロジェクター「XR10」海外発表
9 寺島靖国が贈る究極のヴィーナス「ピアノトリオ」セレクション!SACDシリーズ第3弾が登場、セット割引や読者特典も
10 DAZN、サッカーW杯の無料配信対象試合を拡大。成田 凌や桐谷美玲らが期待を語る
5/12 11:00 更新

WEB