Silent Angel、7系統/最大100W同時出力対応のHi-Fi DC電源「FX」
編集部:成藤正宣完実電気は、同社取り扱いブランドSilent Angel(サイレント エンジェル)より、DCパワーサプライ「FX」を5月22日(木)に発売する。価格はオープンだが、税込514,800円前後での実売が予想される。仕上げはブラック/シルバーの2色をラインナップする。
ブランド独自の設計により、Hi-Fiオーディオ機器に最適な純粋かつ正確なDC電源供給を行うとするパワーサプライユニット。
ブランドが長年培ったリニア電源とスイッチング電源2つの技術を融合し、高効率/低ノイズ/柔軟な出力構成を兼ね備えたハイブリッド設計を実現。スイッチングステージで発熱を最小限に抑えながら高効率な電圧変換を行い、リニアレギュレーターで出力ノイズを低減、安定性を向上させる。
これにより、リニア電源が持つアナログの温かみや高純度の電源供給を大切にしつつ、多出力や省スペースが求められる現代のハイエンドオーディオ環境に対応できるという。
出力ポートは5V 1系統/9V 1系統/19V 1系統/12V 4系統を備え、合計で最大100Wのマルチ出力に対応(各ポート最大3Aまで)。micro USBやUSB Type-Cを含む11種類のDCアダプターが付属しており、幅広い機器を接続できる。
接続した各機器へ正確な電力供給を行うため、さまざまな制御技術を搭載する。電圧負帰還回路ではセンサーが負荷側の電圧をリアルタイムに測定し、基準となる電圧との差を比較しながら出力を調整。負荷電圧の変化にすばやく反応し、システム全体の安定性を高め、負荷変動への適応性を向上させている。
またリモートセンシング技術により、接続した機器の電圧要件を正確に検出するため、機器のポテンシャルを最大限引き出せるとしている。
多層構造による物理的/回路的シールドも装備。アルミとスチールの2重構造シャーシによって共振と外来ノイズを抑制し、また基板レイアウトやEMIアブソーバーの配置を最適化することで、電磁ノイズやデジタル/アナログ回路間の干渉を最小化した。外形寸法は439W×63H×250Dmm、質量は9kg。
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