トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2024/09/25 11:31
新規設計のヘッドシェルは単品販売も

オーディオテクニカ、セミオートターンテーブル「AT-LP8X」。回転トルクを“あえて”抑えて動作を安定

編集部:松永達矢
オーディオテクニカは、セミオートダイレクトドライブターンテーブル「AT-LP8X」を、10月4日(金)に発売する。価格はオープンだが、税込143,000円での実売が想定される。

「AT-LP8X」

あえて回転トルクを抑え回転速度を正確に維持する制御システムを備えた、新開発のDCサーボモーターを搭載するダイレクトドライブ方式のターンテーブル。制振ダンパーを搭載したプラッターとの組み合わせで、さらにワウフラッター性能を向上。安定した動作を実現したとする。

リフターはレバー式ではなく、よりスムーズに動作するボタン昇降式を採用。オートストップ機能を備え、レコードの再生が終了すると自動的にリフターが持ち上がり、プラッターが停止する。余計な損耗を避け、レコードや針を守ることができる。なお、オートストップ機能をオフにして手動操作も可能となっている。

回転数は33-1/3回転と45回転に加え、78回転に対応。オートストップ機能においても、それぞれのレコードでオートストップするタイミングを最適化させた。

ブランド伝統のJ字型トーンアームを搭載

VTA(垂直高さ)調整が可能なブランド伝統のJ字型トーンアームを搭載。有効長は247mmで、カートリッジとしてVMカートリッジ「AT-VM95E」を標準装備する。「AT-VM95」シリーズとの互換性を備え、好みの交換針を使用することもできる。カウンターウェイトは標準タイプのほか、重量のあるMCカートリッジやヘッドシェルなどをサポートするサブカウンターウェイトを付属。サブカウンターウェイトを使用することで、17.5g〜23.5gの範囲でカートリッジとヘッドシェルを組み合わせることができる。

また、ヘッドシェルには新規設計の「AT-LT10」を付属。約10gの軽量級ダイキャスト製、オーバーハング調整可能な貫通穴仕様。リード線にはOFC(無酸素銅)材を採用する。こちらも10月4日より、単品での販売を実施。価格は税込8,800円となる。

ヘッドシェルには新規設計の「AT-LT10」を付属

キャビネットは制振設計を施したMDF製ボックス型構造を採用。上記した制振ダンパーを搭載するアルミダイキャスト製のプラッターと、2.5mmラバーマットにより高い安定性を獲得。インシュレーターには水平調整機構を備えている。また、電源部は3Pインレットを採用するほか、フォノイコライザーは内蔵せず、カートリッジの信号をダイレクトに伝送する音質重視の設計を採用した。

本体背面部

ワウフラッターは<0.1%(WTD) @3kHz(JIS)、S/Nは>60dB、出力レベル(標準値)はPHONO:4.0mV(1kHz、5cm/秒)となる。そのほか付属品としてダストカバー、ダストカバーヒンジ、EPアダプター、オーディオケーブル(約1.0m)、電源ケーブル(約1.8m)を同梱する。外形寸法は450W×161H×352Dmm、質量は約10.4kg。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ビックカメラ、実店舗での「2026年新春福箱」は元日10時から。約250万円おトクなホームシアター福箱も
2 レコードプレーヤーが好調持続。デノン「DP-3000NE」が圧倒的存在感<販売店の声・売れ筋ランキング11月>
3 SOUNDPEATS、「福袋2026」販売開始。「ハイエンド機とランダム1機種ずつ」「完全ランダムで2機種」の2タイプ
4 ビクター、最上位完全ワイヤレス「WOOD master」にK2テクノロジー対応アップデート
5 メタリック・レッドのアクセントがクール。AKGの銘ヘッドホン「K240」の日本限定版、プロ機の高性能健在!
6 4K UHD BD『28年後...』、恐怖と静寂のコントラストが際立つ、没入感たっぷりの立体音響
7 Qobuz、ドイツ・グラモフォン/デッカのDSDが最大33%オフの「クラシックDSDホリデーセール」
8 「オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ 2026」、2/14 - 15に開催。名古屋コンベンションホールにて
9 【年末特別企画】ニュース記事アクセスランキングで振り返る2025年<上半期編>
10 j5create、小型のUSB-C to HDMI ワイヤレス送受信機など2機種
12/26 10:53 更新

WEB