ボブ・マーリーのファミリーと協力して開発

House of Marley、竹素材の新アナログプレーヤー「Stir It Up Lux」。サスティナビリティ追求、音質も向上

公開日 2023/09/22 00:00 編集部:杉山康介
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完実電気は、同社が取り扱うHouse of Marleyブランドの新アナログプレーヤー「Stir It Up Lux」を9月29日より発売する。価格は49,980円(税込)。

Stir It Up Lux

ブランドが展開する「Stir It Up」シリーズの最新モデルとして、サステナビリティとパフォーマンスを重点として設計し、デザインと機能を向上させたというアナログプレーヤー。ボブ・マーリーのファミリーと協力して制作されており、氏の娘でシンガー、起業家のセデラ・マーリーは「House of Marleyの新しいStir It Up Luxのターンテーブルを使用してアルバムのルーツに深く浸ることは、忘れられない体験となるでしょう」とコメントしている。

竹で作られたキャビネットは高密度で重量感があり、モーターやベアリングのノイズ、外部ソースからの振動を効果的に吸収し、クリーンで正確なオーディオ体験を提供するとアピール。プラッター素材にはガラスを採用しており、質量と慣性の向上によって一定の回転速度を維持し、シャープでクリアな音質を実現するという。方式はベルトドライブで33/45回転に対応。

ヘッドシェルとトーンアームは軽量なアルミニウム素材を採用する。トーンアームは軽量化によってレコードにスムーズに追従し、トラッキングが向上して歪みを軽減。ヘッドシェルも軽量化され、針の接触のために必要な針圧が軽減されるため、針およびレコード両方の摩耗が少なくなり寿命が長くなるとしている。針圧は1.5-2.5g(推奨:2.0g)。

33/45回転に対応。3.5mm出力も備える

カートリッジはオーディオテクニカ製のVM型「AT-95E」を同梱。細い外形と広い接触面積によって音質とトラッキングを向上しており、お気に入りのアルバムの細部まで忠実に再現するという。

またスリップマットはコルク製で、片面はコルクの自然な美しさを引き立てたデザイン、もう片面はポップなカラーと斬新なアニメーションを取り入れたゾートロープデザインを採用し、アナログ体験を一層向上させるとのこと。

そして主要な素材の竹は24時間で高さ1mまで成長することから「究極の再生可能な資源」とも言え、ガラスとアルミニウムは無限にリサイクルが可能。コルクも木を伐採せず、剥ぎ取った樹皮から作られていたりと、細部に至るまでサステナビリティを徹底したとしている。

コルク製スリップマットはリバーシブル

出力端子は3.5mm AUXとRCA(フォノ/ライン)を備え、Bluetooth(Ver.5.3)接続にも対応。他のデバイスに給電可能なUSB-C端子も備えており、同社は「ここからHouse of Marleyのスピーカーに給電するのがオススメ」だと説明する。

外形寸法は42W×10.5H×34.8Dmmで、質量は約4.53kg。パッケージには電源ケーブル(約1.5m)やステレオミニ-RCAケーブル(約2m)、バランスウェイト、EPアダプター、針圧計が付属。本製品の売り上げの一部はOne Tree Plantedを通じ、世界規模の森林再生を支援するHouse of Marleyの慈善事業「Project Marley」に寄付される。

製品の背面部

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