試聴会の実施も決定

JICO、木製カンチレバーレコード針第3弾「聴色(ゆるしいろ)」注文受付開始。ピンクアイボリーを使用

公開日 2023/09/01 19:09 編集部:松永達矢
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JICO(日本精機宝石株式会社)は、カンチレバーに木材を使用したレコード針製品の第3弾「聴色(ゆるしいろ)」を本日9月1日(金)から注文受付を開始。出荷予定時期は10月2日(月)以降順次としている。ラインナップと価格(税込)は以下の通り。

木製カンチレバーレコード針第3弾「聴色(ゆるしいろ)」

・N44 YURUSHI-IRO 聴色 NUDE:31,680円
・VN35 YURUSHI-IRO 聴色 NUDE:31,680円
・VN45 YURUSHI-IRO 聴色 NUDE:37,180円
・VN5 YURUSHI-IRO 聴色 NUDE:37,180円
・VN5x YURUSHI-IRO 聴色 NUDE:37,180円
・J50 YURUSHI-IRO NUDE(カートリッジ+レコード針):44,660円
・OMNIA J50 YURUSHI-IRO NUDE BLACK(カートリッジ+レコード針+ヘッドシェル):50,160円
・OMNIA J50 YURUSHI-IRO NUDE SILVER(カートリッジ+レコード針+ヘッドシェル):50,160円
・J50 7Y duet(カートリッジ+レコード針2種):54,230円
・J50 KY duet(カートリッジ+レコード針2種):76,340円
・J50 UY duet(カートリッジ+レコード針2種):76,340円
・J50 KUY trio(カートリッジ+レコード針3種):108,380円

2020年に発売された木製カンチレバー針「MORITA〜Wood Curving Cantilever〜牛殺」に次ぐ第3弾。レコード針製造のマイスター森田耕太郎氏が、牛殺の発売から“次なる音”を求めて様々な木材でサンプルを製作していく中で、数十種類の木材の中からピンクアイボリーを選定。ピンクの和名を関する本モデル「聴色」の開発に至った。

ピンクアイボリーは「桃色の象牙」と言われ、その名の通りピンク色の木目が特徴。とても硬い材質のため加工が難しく、ピンク色の部分は心材からしか得られず、色合いの個体差も大きいため、高価な値段で取り引きされているという。

素材として選定されたピンクアイボリー

聴色のサウンドについて森田氏は「一つ一つの音がとても繊細で、高音の抜けがよく全体的に綺麗な音です。アルミカンチレバーと比べ“音に深み”があり、他のMORITAシリーズと同様に木材カンチレバー独特の柔らかさを感じますが、『黒柿』や『牛殺』とは異なります」と評している。

本製品の発売に伴い、神戸のジャズ喫茶jamjamにて試聴会の開催も決定。開催日時は9月9日(土)17:00〜19:00。登壇者としてライターの田中伊佐資氏も参加する。プログラムは「聴色」の試聴のほか、「黒柿」「牛殺」との聴き比べも行う。試聴会は店舗の通常営業中に行われるため、予約無しでの参加が可能となっている。

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