様々な業務用途を想定した機能を搭載

TASCAM、スロットイン式の業務用CDレコーダー/プレーヤー「CD-RW900SX」

公開日 2022/07/06 19:37 編集部:松永達矢
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TASCAMは、豊富な録音機能と再生機能を備えた業務用CDレコーダー/プレーヤー「CD-RW900SX」を8月27日(土)に発売する。価格はオープンだが、同社直販サイト「ティアックストア」では税込71,500円にて販売される。

「CD-RW900SX」

2014年に同社より発売された「CD-RW900MKII」のCDドライブ部をトレイ方式からスロットイン方式に変更したモデル。曲間のない連続録音が可能な専用ファームウェアを搭載したオーディオ専用ドライブ、様々な現場で適正レベルでの録音を可能にするL/Rチャンネルの独立したボリューム、デジタル入力ソースに対して適正なレベルでの録音を可能とするデジタルボリューム機能など、業務用途を想定した多数の機能が搭載されている。

録音作業を簡略化できる多彩なトラック更新機能も装備。「DD」は、デジタルソース(CD/MD)の録音時にソースのトラック区切りを検出。「Time(タイムトラックインクリメント)」は、1〜10分(1分毎)内で指定した時間ごとに自動でトラック更新を実施する。入力信号の数値でトラックを区切る「Level」では、指定した値以下の入力信号が2秒以上続いた後で信号が再び動作レベルを超えるとトラック番号が自動更新される。手動でトラック更新を行うマニュアル操作にも対応する。

録音アシスト機能としては、サンプリング周波数の異なるデジタルソースの入力を可能にするサンプリングレートコンバーター、一定のレベル以上の信号が入力されると自動的に録音を開始するシンク録音、約4秒間の無音を挿入するレックミュート、フェードイン/アウト録音といった機能を搭載する。

再生機能については、オートキュー、オートレディ機能をはじめ、ピッチ/キーコントロール再生、パワーオンプレイ、A-B間リピートを含むリピート再生、シングル再生、プログラム再生、ランダム再生などを備える。さらに、振動による音飛びを回避する「ショックプルーフメモリー機能」、CDドライブ部には強制的にディスクを排出するエマージェンシーホールを装備している。

背面部

入出力端子は、アナログRCA、デジタルCOAXIAL/OPTICALを装備。付属のワイヤレスリモコンや別売オプションのPS/2キーボードによるトランスポートコントロールも可能となっている。

ディスクは CD/CD-R/CD-R-DA/CD-RW(High Speed対応)/CD-RW-DA(12cm/8cm)をサポート。再生ディスクフォーマットはCD-DA/CD-ROM ISO9660 LEVEL1/2 Joliet formatに対応する。外形寸法は482.6W×94H×309Dmm、質量は4.2kg。

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