各社新製品が続々と登場

北米最大級のオーディオショウ「Rocky Mountain Audio Fest」レポート - ピュアオーディオ編

公開日 2016/10/17 12:38 島幸太郎(エミライ/OPPO Digital Japan)
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ELAC

同社は、ネットワークオーディオプレーヤー機能付きインテグレーテッドアンプ「EA101EQ-G」(年内発売予定、予価699ドル)を参考出展し、「UNI-FI BS U5 SLIM」(1,499ドル/ペア)をとの組み合わせで展示。ELACに移籍したスピーカー・エンジニアとして高名なAndrew Jones氏自らデモンストレーションを実施した。


「EA101EQ-G」は入門向けの「EXPLORE ELEMENT」シリーズに位置づけられるインテグレーテッドアンプではあるが、192kHz/24bitまでのUSB入力、同軸デジタル入力、光デジタル入力を持つほか、DSPを用いた自動音響補正機能や、サブウーファーとメインスピーカーの帯域分割を自動化する機能を搭載し、BASHテクノロジーと同社が呼ぶスイッチング動作とAB級動作のハイブリッド方式により80W/chの出力が可能としている。


Jeff Rowland

同社は最新のフラッグシップ・インテグレーテッドアンプ「Daemon」(38,000ドル)を展示。Jeff Rowland氏自らデモを実施していた。1500Wという強力なパワーアンプ部を搭載。デジタル回路の開発に関してデンマークのR&D企業「HOLM Acoustic」と協業しており、内蔵OSについても、同社の協力を得ているとのことだ。またオプションのWi-Fiモジュールを使うことでiOS/Android OS向けに用意される純正コントロールソフトウェアと組み合わせた使い方も可能なようだ。



Mark Levinson

同社は今年のCESで発表したネットワーク対応ユニバーサルプレーヤー「No519」(予価17,000ドル)、およびDAC内蔵プリアンプ「No526」(15,000ドル)、モノラルパワーアンプ「No536」(15,000ドル/ch)を、同ハーマングループのRevel製スピーカー「Salon2」との組み合わせで展示を実施した。「No519」は当初7月の出荷開始を予定していたが、やや遅れているようだ。



MYTEK DIGITAL

同社は既に発売されているDAC「Manhattan」の後継機種となるプリアンプ機能付きUSB-DAC「Manhattan II」(年内発売予定、予価5,995ドル)を参考出展した。ESS Technology社製の最新フラッグシップDACチップ「ES9038PRO」を搭載し、384kHz/32bitまでのPCMデータのほか、DSD256までのDSDデータの再生に対応予定。MQAファイルのデコードに対応するほか、バランス駆動対応のヘッドホン出力を備える。オプションとして、フォノイコライザーアンプカード、DLNA(UPnP)に対応するRoon Readyネットワークカード(〜192kHz/24bit、DSD64対応)が予定されている。



NAGRA

同社は最新のCLASSICシリーズとして展開する「CLASSIC PREAMP」(年内発売予定、17,000ドル)を参考出展したほか、「CLASSIC DAC」(14,995ドル)、「CLASSIC INT」(20,000ドル)、「CLASSIC AMP」(16,000ドル/ch)を展示した。「CLASSIC PREAMP」はインターナショナルオーディオショウでも展示され、日本では11月の発売を予定している。



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