ネットワークオーディオをはじめよう!

マランツ製品で「ネットワークオーディオ」を基礎から体験、第2回イベントを特別レポート!

公開日 2011/12/16 20:17 ファイル・ウェブ編集部
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■まずはルーターとNASを設置!

イベントはまず、ルーターやNASの設置・設定からスタートした。機器の提供をいただいたアイ・オー・データ機器から寺崎隆一氏にご出席いただき、講師としてネットワークの基礎知識や、設定時のトラブル解決法などを語っていただいた。今回ご提供いただいた機器はルーターが“Air Port”「WN-G300DGR」、NASは「HDLP-S500」だ。ちなみにHDLP-S500は、NA7004と組み合わせて利用できることをアイ・オー・データ機器で確認済みの、ネットオーディオ用NASの普及モデルとして人気の製品だ。

アイ・オー・データ機器 寺崎隆一氏

今回お使いいただいたシステム。プレーヤーはNA7004、プリメインアンプはPM7004など。スピーカーはDALIで、「ZENSOR1」「LEKTOR2」が用意された

寺崎氏はまず、機器に割り振られるIPアドレスに関するポイントを2つ指南。「DHCPを使う場合はIPアドレスが自動的に割り振られますが、手動で設定する場合は左から3つの数字は同じ番号を使うこと、また最後の数字は必ず違う番号にすることを覚えておきましょう。こうすることでトラブルを未然に防ぐことができます」。

設置作業を行う参加者のみなさん

設定の流れ

さらに寺崎氏は、自動的にIPアドレスを割り振るDHCPについて、正常に動作しているかを確認する方法も紹介。「機器のIPアドレスが『192.168.〜』と表示されるときは問題ないのですが、『168.254.〜』と表示されるときは、ルーターからIPアドレスが割り振られていないので、接続や設定を見直す必要があります」。

ルーターの設置を行う小林さん(左)と五十嵐さん(右)

菊池さんもルーターの設置を行う。「なるほど、底面に端子類をまとめてあるんですね」

その後、実際にルーターを設置し、NASを設定する作業に移った参加者のみなさん。NASを実際に見て「ファンレスなんですね。これは静音性という観点からもいいですね」「思ったより本体が小さいなあ」などと、口々に感想が飛び交う。

菊池さん(右)も取り込み作業に興味津々の様子

NASはアイ・オー・データの「HDLP-S500」を使用した

接続や設定が一通り終わると、疑問や要望が次々に発せられた。

小林さんからは「NA7004には無線LAN機能が付いていないようですが、LAN端子の無い部屋で使用可能ですか?」と質問。これに対して寺崎氏は「イーサネットコンバーターという商品がありますので、これを使うと便利です」と回答。「わかりやすく言うと、イーサネットケーブルそのものを無線化する製品で、無線を使う延長ケーブルと思っていただくとイメージ的には近いかもしれません。設定もすべてあらかじめ行ってありますので、たとえばペアリング作業なども必要ありません」。

五十嵐さんからは「PLCで接続する際の注意点は?」との質問が出て、寺崎氏はこれに対して、「PLCは、配電のゾーンが一緒でないと接続できません。配電の状況はご家庭ごとに異なりますので、正直に言ってやってみないと接続できるかどうかわからないというのが現状です」と回答。アイ・オー・データでは、購入後2週間以内に、サポートセンターに相談した上で接続が出来なかった場合、購入代金を直接返金する「ペイバック保証」を行っていることも紹介した。

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