• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/02/02 10:25

Bluetoothスピーカーの“名機”がさらに進化。Ultimate Ears「UE BOOM 2」レビュー

【特別企画:前編】アプリでさらに音楽が楽しく!
高橋敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Ultimate Ears「UE BOOM」はBTスピーカーの世界に「ボトルサイズ」「ファブリック」「防水」といった流行をもたらしたモデルのひとつだ。

というより、そもそもBTスピーカーの流行自体に、大きな貢献を果たしたモデルのひとつである。それほど長いわけでもないBTスピーカーの歴史において、現時点ですでに「歴史的名機」と呼ぶに値する、数少ないモデルだ。

UE BOOMシリーズは、専用アプリとのコンビネーションで機能を完成させ、アプリのアップデートで発売後も機能が向上することも大きな特徴だ。実際にこれまで数回のアプリのアップデートで、機能強化や細かな使い勝手の補強などが実現されている。

とはいえ初代機の登場は2013年春まで遡る。この分野では少々時間が経過した感があった。今回、ついにハードウェアのリファインが実行された。それが今回紹介する「UE BOOM 2」というわけだ。もちろん、機能大充実のアプリ対応もそのまま引き継いでいる。

Ultimate Ears「UE BOOM 2」。縦置きと横置きも可能。記事掲載時のAmazon販売価格は25,725円(税込/ポイント10%)。なお写真のパープルカラーはAmazon限定モデルだ


専用アプリはもちろん無料。「2倍にする」の言葉のインパクトが強いが、後ほど説明する

説明書や本体ファームウェアのアップデート機能がアプリに搭載されているのも便利
基本フォーマットに変更はなく、順当なアップデートだ。初代機と並べても遠目には区別しづらい。ボトルサイズのスマートさ、ファブリックとラバーを活かしたカラフルながらうるさくない配色、縦置きでも横置きでも使える形状。そういったUE BOOMのよさは、本当にそのままだ。細かくは直径が2mm、重量が10g増えていたりするが、言われなければ気付かない方も少なくないだろう。

豊富なカラバリもUE BOOMシリーズの特徴。期間限定色やショップオリジナルカラーもあるので注意が必要だ

パッケージも円筒形でデザインが凝っている。USBケーブルなどが付属する

防水機能を強化。お風呂に落としても問題なし!

しかしもちろん、アプリではなくハードウェアを新しくするだけの理由、新しくしたことによる明らかな進化もある。防水性能の向上だ。

初代UE BOOMの防水性能はIPX3相当。国際電気標準会議が定めるところの規格で「鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない」とされているクラスだ。かつては「防雨」とも表されていたクラスであり、「雨に濡れる程度までならだいじょうぶ」な防水性能と理解してよいだろう。

縦置き時の上部。中央のライトで動作状況を判別できる

縦置き時の底部。フックが設けられており、アウトドアでの使用時などで、引っかけて使うことも可能だ

対するUE BOOM 2の防水性能はIPX7相当にまで強化された。「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない」とされ、かつての表現では「防浸形」だ。UE自身の表現によれば「1m深度の液体に最長30分間浸すことができます」とのこと(その「液体」が強力な酸とかだったら話は別だろうが…)。

底部のフタを開けるとmicroUSB端子が現れる

UEの公式写真。本機の防水性能の高さを示す一枚だ

アウトドアで使うことなんて実際は滅多にないし、日常生活でそんなレベルの防水性能って必要?と思う方もいるかもしれない。

しかし、これが必要なのだ。たとえばUE BOOM 2であれば、お風呂に持ち込んで湯船に落としてしまってもセーフ。そうなると、お風呂の中での置き場所がほとんど制限されなくなる。湯船のふちにおいても安心だ。また、たとえばダイニングテーブルやバーベキューで使っていると、近くの飲み物がかかってしまうことも考えられる。そんなときもUE BOOM 2なら慌てずに済む。

自分が聴きやすく操作しやすい場所に置くことができ、気兼ねなく使える。そういった安心感や自由度は、こういったフリースタイルスピーカーにおいて、とても大切な要素だ。

基本スペックも確認しておこう。定格出力は10W×2で、UE BOOMより若干強化された。1.5インチのフルレンジドライバーと40×80mmのパッシブラジエーターを2基ずつ搭載。バッテリーフル充電時で連続再生最大約15時間の駆動ができる。

もちろんマイク内蔵で、ハンズフリー通話も可能。アプリとの組み合わせでUEのBTスピーカーを複数組み合わせてステレオ再生できたり、パーティ再生に対応するといった点ももちろん踏襲している。バッテリーランプはなく目で残量視認はできないが、音量の+ーを同時押しすると、音声でアナウンスされる。

次ページ音質チェック! UE BOOM 2のサウンドは?

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX