• ブランド
    特設サイト
ガジェット 公開日 2023/03/01 12:47

iPhone 15はUSB-C採用、ただし“非認証ケーブル”だと急速充電など非対応か

チップ価格などが上乗せ?
Gadget Gate
多根清史
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
今年秋の「iPhone 15」シリーズ全モデルが、従来のLightningポートに替えてUSB-C端子を採用することは確実視されている。そんななか、アップルがUSB-Cにも独自のMade for iPhone(MFi)プログラムを用意し、MFi認証を受けていないケーブル等のデータ転送や充電速度を制限する可能性が浮上している。

アップルが2012年にLightningを導入して以来、自社製およびMFi認証済のアクセサリー類にはMFi認証を受けたことを確認するチップが搭載されている。非公認のサードパーティ製ケーブルにはこのチップがないため、iPhoneやiPadに接続すると「このアクセサリは使用できない可能性があります」といった警告が表示されることがある。

すでにUSB-Cに移行したiPadでは、そうしたMFi認証も確認チップもなかった。しかし2月初め、iPhone 15でのUSB-C採用にあたり、MFi認証チップが用意されるとの噂が中国方面から報じられていたことがある。

それに続き、有名リーカーShrimpApplePro氏が「MFi搭載のUSB-Cが実現する」「(アップルの製造パートナー)FoxconnはすでにEarPodsやケーブルなどのアクセサリーを量産している」と主張した次第だ。

同氏の的中率は100%とはいかないものの、iPhone 14 Proの画面からノッチ(切り欠き)がなくなりDynamic Island(楕円形のスペース。通知や簡易操作ボタンが表示)に置き換えられることや、iPhone 14の全モデルに6GB RAMが搭載されると正確に予想していた。

MFi認証プログラムは、アップルが手数料を取る代わりにアクセサリーの真正性や性能を保証し、偽造品や危険のある製品を摘発しやすくなるメリットもある。だが、すでに一流ブランドのUSB-Cケーブルなどを購入済みのユーザーにとっては、ただMFi認証を受けていないだけで急速充電や高速データ転送が使えない懸念が生じることになる。

そして続くツイートで、ShrimpApplePro氏はその懸念を裏付けている。MFi認証製品と標準的なUSB-C製品はどう違うのか?と問われ、「ケーブル。MFiはソフトウェア的にデータと充電速度を制限するだろう」と答えている格好だ。

かつて有名アナリストのMing-Chi Kuo氏は、iPhone 15標準モデルのUSB-Cデータ転送速度はLightningと同等のUSB 2.0相当に制限されたままで、Proモデルのみが高速転送/充電(少なくともUSB-C 3.2またはThunderbolt 3の仕様)と述べていた。

ここにShrimpApplePro氏の情報も加わると、「ただしiPhone 15 Proモデルも、非MFiケーブルではUSB 2.0相当のまま」という事態もあり得ることになる。

iPhone 15 Proモデルはチタン製フレームや、物理ボタンに代わり感圧式ソリッドステートボタン採用などリッチな仕様が予想されている。よって本体価格もiPhone 14世代より値上がりしそうだが、もしもフルに性能を引き出したければ、そこにMFi認証済の高価なケーブル類も上乗せされるのかもしれない。

Source: ShrimpApplePro(Twitter)
via: MacRumors

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Apple MusicとiCloud+を使ってる? なら「Apple One」にした方がおトク!
2 手の届きやすい価格で迫力満点サウンド!AVIOT「TE-W1」「TE-W1-PNK(ピヤホン8)」を徹底レビュー
3 ソニー、4KからフルHD+ディスプレイに回帰したフラグシップスマホ「Xperia 1 VI」
4 女子プロゴルフ「ブリヂストンレディスオープン」5/16から4日間の放送・配信予定
5 【moraアニソンTOP10】アクセル全開すぎる『ガールズバンドクライ』に“爪痕”つけられた人、続出中!
6 レコード再生で使う「フォノイコライザー」の役割とは? 選び方のポイントは?
7 カロッツェリア、Apple CarPlay/Android Auto対応のディスプレイオーディオ「DMH-SZ500」
8 Apple Musicが「史上最高のアルバム100枚」を発表。10日間にわたり10作品ずつ公開
9 高まった装着感とリーズナブルな価格。Shokz「OpenFit Air」は“ながら聴き”イヤホン最良の選択肢
10 LG、360度回転アーム搭載の4Kプロジェクター「CineBeam Q」。超小型でバッテリーも内蔵
5/17 11:27 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX