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SHANLING、セパレートDACと真空管/半導体デュアルアンプを搭載したDAP「M7T」
MUSINは、同社取り扱いブランドSHANLING(シャンリン)から、AKMのセパレートDACソリューションと真空管アンプ回路を搭載したAndroid DAP「M7T」を10月10日(金)に発売する。価格はオープンだが、市場では税込188,100円前後での実売が予想される。カラーバリエーションは、ブルー/グレー/モカの3色。
DACチップとして、AKM「AK4498EX」2基と「AK4191」1基のセパレートソリューションを採用。デジタル処理をAK4191、アナログ変換処理をAK4498EXがそれぞれ受け持ち、デジタル/アナログを完全分離することで互いのノイズ干渉を排除。パワフルなサウンドスペックを実現し、SHANLINGのチューニング技術を組み合わせることで「ミドルクラスプレーヤーの新たなベンチマークとなりうるサウンドパフォーマンス」を発揮するとしている。
ブランド独自のFPGA技術と2系統のKDS社製フェムトクロック水晶発振器も搭載。これによりジッターを効果的に低減し、高精度なクロック信号生成を実現したとする。再生サンプリングレートは、最大でPCM 768kHz/32bit、DSD1024までサポート。
アンプ部は、レイセオン製ミニチュア真空管「JAN6418」2本を用いた真空管回路と、「MUSE8920」オペアンプ2基と「BUF634A」バッファー4基を用いたトランジスタ回路をデュアル搭載。真空管ならではのアナログライクで温かみのあるサウンドが楽しめる「TUBEモード」、解像度と透明度の高いモダンな音質の「トランジスタモード」を画面上からワンタッチで切り替えられる。
各回路にはパナソニック製タンタルコンデンサー、ニチコン製電解コンデンサーなどの高品位パーツを厳選。真空管回路では、真空管特有のマイクロフォニックノイズを低減するための専用防振構造を取り入れた。
ヘッドホン出力端子は4.4mmバランス/3.5mmシングルエンド(同軸デジタル出力兼用)を装備。ゲインは2段階で切り替え可能で、最大出力レベルはバランスで980mW(32Ω)、シングルエンドで245mW(32Ω)となっている。
システムにはAndroid 13を採用。Android OSの仕様であるSRC(サンプルレート変換)を回避し、幅広い再生アプリでビットパーフェクトな再生を実現するAGLO(Android Global Lossless Output)技術を搭載している。
プロセッサーはクアルコムのSnapdragon 665を採用。RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBで、microSDカードスロットを1基備える。Bluetoothの送受信もサポートし、送信時はLDAC/aptX/AAC/SBC、受信時はLDAC/SBCコーデックを利用できる。
ボディは航空グレードのマグネシウム・アルミニウム合金の削り出しで、側面には波打つような流線型のウェーブエクステリアデザインを採用。洗練された雰囲気を醸し出すとともに、握りやすさを最適化している。画面は解像度1,080×1,920の5型タッチスクリーンを装備する。
バッテリーは7,000mAhを内蔵。バランス接続時で最大約12.5時間、シングルエンド接続時で約14.5時間の連続再生を可能とする。外形寸法は129W×77.5H×21Dmm、質量は319.8g。
このほか、専用アクセサリーとしてPUレザー製ケースを同時発売。ブラウン/パープル/グリーンの3色を揃え、いずれも接続や操作性を損なわないサイドマグネットフリップデザインを採用している。オープン価格で、市場では税込5,940円前後での実売が予想される。































