公開日 2024/12/14 20:48

<ポタフェス>HiByから巨躯のDAP「R6 Pro Max」/Campfire Audioは「ロックの殿堂」入りミュージシャンとのコラボイヤホン

CayinはDAPと専用オプション品の「世界初展示」コンビ
編集部:成藤正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
e☆イヤホンが主催するポータブルオーディオイベント「ポタフェス2024冬 秋葉原」が、本日12月14日(土)/15日(日)の2日間、東京・秋葉原のベルサール秋葉原にて開催。イヤホン/ヘッドホンや関連製品を取り扱う約160のブランドが集結し、新製品や開発中の参考出展品などを披露している。

本稿では、メーカー本国から急遽届いた製品も多数のミックスウェーブ、Cayinブランドから世界初展示を用意したコペックジャパンブースをご紹介する。

■HiByからはユニークでバリエーション豊かな新製品が多数


HiBy、Campfire Audio、Beat Audio、64 Audio、FAudioなどを取り扱うミックスウェーブでは、多数の国内未発表製品が登場。中にはメーカーからサプライズ的に持ち込まれたものもあり、いち早く試聴が可能だ。

特に注目を集めた製品のひとつが、DAP “R6シリーズ” の「R6 Pro Max」。シリーズ従来モデルから厚みを増したボディの中に、ESSの最上位DACチップ「ES9039MS PRO」2基、独立8系統のI/V変換回路、8,200mAhの大容量バッテリーと独立4系統の電源供給設計など充実した音響設計を備えている。国内では18万円前後で取り扱い見込みだそうだ。

「HiBy R6 Pro Max」


R6シリーズ従来モデルと比べ、厚みがかなりある

メカニカルなデザインのイヤホン「Yacht 10」は、低歪の10mmマグネシウム・アルミニウムドーム振動板を採用したダイナミック型イヤホンで、国内では約2.4万円で取り扱い予定。ポータブルUSB-DAC/アンプ「FC5 with Display」は、その名の通り既存モデルの「FC5」をベースに発色の良いディスプレイを搭載、DACチップの構成やアンプも刷新するなどグレードアップした、約1.9万円程度のモデルとなっている。

「Yacht 10」

「FC5 with Display」

さらにサブブランドのHiBy Digitalからは、MEMSドライバーとダイナミックドライバーを備えたUSB Type-C接続のイヤホン「XENO」が登場。ドライバーごとに専用のDAC/アンプチップを用意し、しかもそのチップはESS/シーラスロジックという異なるメーカーを組み合わせている個性的なモデルだ。

「XENO」


HiByでは、昨日発表された小型DAP「R1」や、FAudioとのコラボイヤホン「Project Ace」のパープルモデルなども展示された

■Campfire Audio、「ロックの殿堂」入りミュージシャンとコラボ


Campfire Audioからは、ハイブリッド型イヤホン「Clara」が急遽来日、お披露目と相なった。ドライバーユニットとして、デュアルマグネット・ダイナミックドライバー 1基、Knowles社のデュアル・ダイアフラムBA 1基、ブランド独自技術のTAECチャンバーを組み合わせたBAトゥイーター 2基を搭載。加えて、「ロックの殿堂」入りを果たしたインダストリアル・バンド、ナイン・インチ・ネイルズのメンバーであるアレッサンドロ・コルティーニ氏が製作に携わっていることが特徴だ。

「Clara」はアレッサンドロ・コルティーニ氏とコラボ

本国でも発表されたばかりのモデルということで国内価格や取り扱い時期などは未定だが、約40万円前後となる見通し。ハウジングがチタン製のモデルもラインナップされ、こちらは約62万円前後が予想されるという。

チタンモデルもラインナップ

そしてBeat Audioでは、限定180本で販売予定の8芯ケーブル「Pink Freesia」(予価約2.7万円)や、来年発売を予定する高級モデル「Hadal Mk III」、そして様々な試作ケーブルと、現地を訪れたファンを目と耳で楽しませるラインナップが用意されていた。

「Pink Freesia」はじめ、イベント直前に届いたスペシャルケーブルなども参考出展

■CayinのDAP&オプションが “世界初展示”


コペックジャパンブースでは、Cayinブランドから年内発売予定のDAP「N6iii」と、その専用オプション「E203」を参考出展。N6iiiは過去のイベントで公開済みだが、E203との組み合わせは世界初展示だそうだ。

「N6iii」と専用オーディオマザーボード「E203」は、今回が世界初展示とのこと

N6iiiはDAC/アンプ回路/出力端子部分の “オーディオマザーボード” を着脱交換できる設計で、過去のイベントではシーラスロジック製DACを搭載する「C201」を発表していた。今回組み合わせたE203は、ESS製DAC「ES9039Pro」を1基搭載し、ヘッドホン出力に特化した構成とのこと。まずは本体とオーディオマザーボード1枚のセットから販売を開始し、その後にオーディオマザーボードの単体販売も行われる予定だ。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX