公開日 2023/09/22 11:00

XGIMI、世界初のDolby Vision対応・4Kプロジェクター「HORIZON Ultra」。レーザー+LEDの「デュアルライトテクノロジー」も新採用

環境適応技術も「ISA 3.0」にバージョンアップ
編集部:長濱行太朗
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
XGIMI(エクスジミー)は、4Kプロジェクター「HORIZON Ultra」を9月22日より販売開始する。価格は279,800円(税込)。本モデルは、4Kプロジェクター「HORIZON Pro」の後継機種にあたる。ホームプロジェクターにおいて世界初のDolby Vision対応・4Kプロジェクターであり、「デュアルライトテクノロジー」や「ISA 3.0」テクノロジーなどの新技術が採用されている。

XGIMI「HORIZON Ultra」 279,800円(税込)

HORIZON Ultraには、0.47型DMDのDLPデバイスが採用されており、最大出力解像度は3840×2160、明るさは2300ルーメン(ISO)をカバーする。対応するHDRフォーマットは、HDR10、HLG、そして4Kプロジェクターとして世界初のDolby Vision対応を実現。

プロジェクターで初めてHDRフォーマットのDolby Visionに対応した

業界初の光源技術「デュアルライトテクノロジー」を搭載していることもトピックのひとつ。レーザー光源とLED光源をハイブリッドした構造になっているため、レーザーによる明るさとLEDによる色再現性の高さを両立させるとのこと。DCI-P3の色域を最大で95.5%カバーする広色域も実現。

「デュアルライトテクノロジー」では、レーザー光源とRGB LED光源を組み合わせている

世界有数の認証機関のスイス「SGS」、ドイツ「TUV SUD」、ダブルハイカラースタンダードの認証を取得。色にじみやムラの少ないクリアな映像によって快適な視聴を実現するという。

前モデルから、環境適応技術の「ISA(Intelligent Screen Adaptation)」テクノロジーも「ISA 3.0」へとバージョンアップ。再生している映像コンテンツを中断することなく自動台形補正やオートフォーカスをスムーズに実行できる機能をはじめ、映像と被ってしまう絵画やポスターを自動で検知して投影サイズを調整する「障害物自動回避」、スクリーンのサイズに合わせて投写している映像の位置やサイズを最適化できる「自動アジャスト」などの機能を実現する。

「壁の色適応」と「自動視力保護」の設定画面

さらにレンズ部に、ダイナミックアイリス/光学ズームモジュール/動的色域調整モジュールが投入されたことによって、昼や夜によって外光の明るさが変わったりしても、環境に合わせて映像の明るさと色味を自動で調整してくれる機能もISA 3.0で追加された。

また、プロジェクターの明かりを遮るように人が通ろうとすると自動で光源が暗くして目を保護する機能、さまざまな壁の色に合わせて最適化した色味で映像を投写できる機能も搭載。レンズは「High Light Transmission Coated Lens」を採用する。

Android TV 11.0搭載で、Amzon Prime Video、ディズニープラス、YouTube、TVerなど、Google Play Storeと通して多数の動画配信サービスのアプリをインストールすることができる。Googleアシスタントによる音声操作、Chromecast built-inによってスマホやタブレットの映像をHORIZON Ultraから投写できるなど、豊富な機能を備える。

動画配信サービスのアプリなどGoogle Playからダウンロードできる

ワイヤレス機能として、Wi-Fi6に対応(5GHz/2.4GHz)。Bluetooth 5.2にも対応しており、プロジェクターとしてだけでなくBluetoothスピーカーとしても使用することができる。ゲーミング用途として適した低遅延モードでは、最大18msの応答性を実現。

オーディオブランド「Harman Kardon」のスピーカーを搭載しており、12W×2基のスピーカーユニットが導入されている。Dolby Digital/Dolby Digital PlusやDTS HDのオーディオフォーマットに対応しており、加えてバーチャルサラウンド技術「DTS-Virtual:X」にも対応するため、3Dサウンドを鳴らすことができる。

Harman Kardonのスピーカーを搭載しているため、ボディにブランドロゴが記されている

ボディには、環境に優しいPUレザーとフローカバー生地を組み合わせた素材を採用しており、ボディの角が丸みを帯びたデザインを施す。

ボディの角は滑らかなカーブ仕様を採用

ボディ天面部にあるXGIMIのロゴマークも高級感のあるデザイン

接続端子は、HDMI入力×2、USB入力×2、LAN×1、光デジタル音声出力×1、ステレオミニ×1を搭載しており、HDMI入力端子の1基はeARC対応を果たしており、eARC対応のサウンドバーなどとの接続が可能だ。

HORIZON Ultraの背面端子部。eARCに対応したHDMI入力も備える

HORIZON Ultraのリモコン部

画面サイズは、40〜200インチまで投写可能。オートフォーカス機能も搭載する。騒音レベルは最小で28dB、消費電力は300W、外形寸法は265W×170H×224Dmm、質量は5.2kgとなる。

電源オフ時は写真左のようにレンズがカバーされており、電源をオンにするとレンズカバーが自動で下がる仕組みになっている

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX