公開日 2023/01/11 10:14

ソニー、音質/バッテリー/容量が進化した“ストリーミングWALKMAN”「NW-A300シリーズ」

「音楽専用端末」として音質を追求
編集部:成藤 正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、同社 “ウォークマン” の新モデル「NW-A300シリーズ」を、2023年1月27日に発売する。価格はいずれもオープン。ラインナップおよび市場想定価格は以下の通り。

■NW-A300シリーズ
・NW-A307(64GBモデル):税込57,000円前後
・NW-A306(32GBモデル):税込46,000円前後

ウォークマン「NW-A300シリーズ」が2023年1月27日に発売

Android OS採用により音楽ストリーミングサービスを高音質で楽しめる “ストリーミングWALKMAN”「NW-A100シリーズ」(以下、A100シリーズ)の長所を残しつつ、バッテリー容量/内蔵ストレージ容量の強化などユーザーから要望の多かった改善を実施。さらに上位モデルの技術も取り入れ、スマートフォンとは異なる「音楽専用端末」としてさらなる音質向上も図ったモデル。

従来モデルに対してユーザーから寄せられた要望を改善しつつ、音質を高めた“ストリーミングWALKMAN”

連続再生時間は、「W.ミュージック」アプリからmp3(128kbps)音源を再生した場合で約36時間、FLAC(96kHz/24bit)音源を再生した場合で約32時間。いずれの場合も、A100シリーズから10時間前後延長されている。

なお、A100シリーズまでラインナップされていたイヤホン付属モデルは、NW-A300シリーズでは展開されない。合わせて、付属イヤホンを用いたノイズキャンセリング機能も削除された。

上位モデルから反映したポイントとしては、まずオーディオ基板の全接点に独自の高音質はんだを採用。金を添加することで電気特性を向上させた独自のはんだであり、これにより音の広がりや定位感、微細な音の再現性を大幅に増したとする。

金を添加した独自の高音質はんだを、手付けはんだ/リフローはんだ問わず全体で使用する

電源部においては、同日発表の上位モデル「NW-ZX707」と同じ新開発バッテリーパックを搭載。このバッテリーパックでは電池保護回路基板の低抵抗化が行われており、ボーカルや楽器の透明感を高める効果があるという。

本製品と同日発表となる上位モデル「NW-ZX707」と同じ、新開発バッテリーパックを採用

従来モデルで行っていた高音質設計も引き続き踏襲。上位モデルと同等の高分子コンデンサー、フィルムコンデンサー、銅メッキ大型高音質抵抗などの部材を採用し、低域の量感や透明感を向上。デジタル/アナログのノイズ干渉を抑える基板レイアウト最適化や、基板上の穴(VIA)を銅メッキで埋めることで電源の安定化や低抵抗化を図る「Filled Via構造」、44.1kHz系/48kHz系のデュアルクロックなども採用している。

アンプは同社独自のフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載し、PCM 384kHz/32bit、DSD11.2MHzまでの再生をサポート。360 Reality Audioにも対応する。ただし352.8kHz以上のフォーマットはダウンコンバート再生となる。

出力端子は3.5mmジャックを1基搭載し、最大出力は35mW+35mW。上位モデルと同様、L+/R+/グランドに分かれた3極ジャックではなく、グランドもL/Rで分かれた4極ジャックを採用しており、グランド強化により締まりのある低音を実現したとしている。

筐体はA100シリーズと同等のサイズに保ちつつ、新たに押し出し材から削り出したアルミシャーシを採用。剛性を高めると同時に抵抗値を抑え、低域の音質向上を図った。また、背面には波状の凹凸をつけ、手に持った際のホールド感を高めている。カラーバリエーションはグレー/ブルー/ブラックの3色展開となる。

ボディはアルミ削り出しで、背面には波状の凹凸をつけることで持ちやすくしている

落ち着いた色合いの3カラーを展開

OSはAndroid 12を採用。アップコンバート機能「DSEE Ultimate」は、純正再生アプリ「W.ミュージック」だけでなく、あらゆるアプリで有線/無線接続問わず使用ができる、上位モデルと同等の仕様に強化された。ストリーミングアプリの圧縮音源なども、独自のアルゴリズムによって高音域や微細音を補間してハイレゾ音源に近づけて楽しめる。

従来モデルで搭載されていた機能もほぼ引き継いでおり、イコライザーやアナログレコード再生の質感を再現する「ヴァイナルプロセッサー」、低域の位相特性を伝統的なアナログアンプに近づける「DCフェーズリニアライザー」、すべての音質機能をオフにするソースダイレクトモード、USB-DAC機能などを搭載している。

従来モデル「NW-A100シリーズ」(左)とのサイズ比較

内蔵ストレージのほか、microSDXCスロットを1基搭載。Wi-Fiは2.4GHz/5GHz(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetoothはバージョン5.0でLDAC/aptX HD/aptX/AAC/SBCコーデックをサポートする。データ転送/充電端子はUSB Type-C(USB 3.2 Gen1)を採用。外形寸法は約56.5W×98.2H×11.8Dmm、質量は約113g。

なお、別売りオプションとして2種類の専用ケースも1月27日より同時発売する。「CKM-NWA300」(税込2,000円前後)は、表面に滑らかな質感の特殊コーティングを施したシリコン製ケース。「CKS-NWA300」(税込4,000円前後)は、フタをスタンドのように使い横向きに立てかけることもできるソフトケースとなる。

シリコンケース「CKM-NWA300」とフタ付きソフトケース「CKS-NWA300」も本体と同時発売。本体色と同じく3色ずつ展開する

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 嵐のラストステージは、“大画面”と“いい音”で見るしかない! サウンドバー&プロジェクター、お手軽ホームシアターのススメ
2 スーパートゥイーター沼への誘い。フォステクスが引き出すマルチアンプ・パラゴンの桃源郷
3 大手メガネチェーン店も独自参入。オーディオグラス/スマートグラス/XRグラスって結局何?
4 電源タップ5社比較も大盛況!ダイナミックオーディオ×オーディオアクセサリー銘機賞コラボイベントを徹底レポート
5 順位の変動が激しいブルーレイレコーダー。1位はパナソニック「DMR-2W103」<ビジュアル&関連製品売れ筋ランキング3月>
6 TCL、11.1.4chのフラグシップ機「Q95K」などサウンドバー3機種を海外発表
7 LINN、フラグシップスピーカー「360」をモデルチェンジ。低域ユニットに「PISTONIK」技術搭載
8 TCL、ソニーとの提携でさらなる成長へ。独自イベントで幹部が言及
9 HDRがもたらす画質の革新! ダイナミックレンジの進化で画質はどう良くなる?
10 TCLの「SQD-Mini LED」が高画質化に有利な理由とは? RGB Mini LEDと何が違う?
5/7 9:37 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー200号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.200
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix