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「NW-WM1AM2」も

ソニー、新最上位ウォークマン「NW-WM1ZM2」。音質向上とストリーミング対応を両立

2022/02/09 ファイルウェブ編集部
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ソニーは、同社 “ウォークマン” の新製品として、Android OS採用により音楽ストリーミングサービスへ対応しつつ、さらなる音質向上も図ったフラグシップモデル「NW-WM1ZM2」、および「NW-WM1AM2」を3月25日より発売する。

いずれも価格はオープンだが、市場ではNW-WM1ZM2が税込40万円前後、NW-WM1AM2が税込16万円前後での実売が想定される。

「NW-WM1ZM2」

「NW-WM1AM2」

2016年に発売された「NW-WM1Z」「NW-WM1A」の後継となる、ウォークマンの新たな最上位モデル。2モデルの違いは筐体素材と内蔵ストレージ容量、および一部採用パーツで、NW-WM1ZM2は無酸素銅切削筐体に256GBのストレージを内蔵、NW-WM1AM2はアルミ切削筐体に128GBのストレージを内蔵する。各モデルごとの詳細については後述する。

筐体素材や内蔵ストレージの容量、一部のパーツが主な違いとなる

音楽ストリーミングサービスに対応しつつ、高音質設計をより追求

両モデル共に、従来モデルが採用していたLinuxベースの独自OSに代わりAndroid OS(Android 11)を搭載。加えてWi-Fiにも対応したことで、Google Playから音楽/動画ストリーミングサービスなどの様々なアプリがインストール可能となった。なお、音質への影響を考慮してGPSは非搭載となっており、GPS機能が必要なアプリには対応しない。

Android搭載/Wi-Fi対応により、内蔵ストレージの音源に加えストリーミングサービス再生にも対応した

同時に、筐体内部においては音質最優先の設計を徹底し、さらなる高音質を実現したとしている。例として、デジタルブロック/アンテナモジュールとアナログブロックとをしっかりと分離して配置し、相互干渉を防止。デジタルブロックには切削無酸素銅製シールドを装着することでノイズを遮蔽するとともに、グランドを安定させてノイズ発生も抑えている。

グランドの安定とノイズの遮断を兼ねた切削無酸素銅シールドをデジタル部に装着するなど、徹底した高音質設計を行う

さらに電源部の強化も実施した。バイパスコンデンサーには、独自開発の高分子コンデンサー「FTCAP3」を採用。デジタルオーディオプレーヤー「DMP-Z1」などに搭載していた「FTCAP2」をさらに改良し、耐振動性を高めた最新世代のコンデンサーで、音のクリアネスや音場の広さを向上させたという。

バッテリーを繋ぐ電源ケーブルには純度99.96%のOFCを採用し、さらにバッテリー自体も従来モデルより大型化。高音域の伸びや低音域の沈み込みが改善しただけでなく、連続再生時間も最長約40時間(FLAC 96kHz/24bit)と強化された。

ほか、すべての部品の接合部において、金を添加した独自の高音質はんだを使用。従来モデルでは手作業ではんだ付けを行う部位にのみ用いていたが、本モデルではすべての接合部に採用することで、音の広がりや定位感が大幅に高まったとしている。

デジタル部のクロックにも、新たな超低位相ノイズ水晶発振器を採用。内部の電極に一般的な銀メッキではなく金メッキを施したもので、楽器の分離や低音の量感の改善を実現しているとのこと。

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