公開日 2016/09/06 13:08

ソニー、輝度5000ルーメンの4K/HDR対応レーザープロジェクター「VPL-VW5000」。800万円で受注販売

4K/60p対応でHLGにもアップデート対応予定
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、4K/HDRに対応し、レーザー光源によって5,000ルーメンの高輝度を実現したホームシアタープロジェクター「VPL-VW5000」を11月24日に発売する。価格は800万円(税抜)。納期2〜6ヶ月の受注生産となり、9月24日から受注を開始する。

VPL-VW5000

海外で展開しているレーザー光源プロジェクターを日本市場にも投入。なお、海外では型番末尾に「ES」がつくが日本ではESなしで展開する。ただし、本機も同社がこだわりを投入した高級モデルに付与する「ES」モデルに属する。

天面

独自のネイティブ4K(4,096×2,160)パネル「4K SXRD」、および青色のレーザーと蛍光体を組み合わせたレーザー光源システム「Z-Phosphor」を採用。レーザー光源の採用によって、5,000ルーメンの明るさと、ダイナミックコントラスト∞対1という高コントラスト、そして最長約2万時間というランプの長寿命化を実現した。ソニーでは「この技術の組み合わせにより、映画館を超える圧倒的な高画質を実現した」としている。

ソニーによる公式画像

HDRでは、4K/24p/10bitに加え、新たに4K/60p/10bitに対応。HDR10方式に加え、スカパー!の4K放送などが採用する「Hybrid Log Gammma(HLG)」方式でのHDRにもアップデートで対応する予定。

4K信号は60p RGB/YCbCr(444):8bit、24p RGB/YCbCr(444):12bit、60p RGB/YCbCr(422/420):12bitに対応。著作権保護規格HDCP 2.2へはHDMI 1/2の2系統とも対応している。

本体側面の端子部。HDMI端子は2系統ともHDCP2.2に対応

新開発の4Kレンズ「4K ARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)」レンズを装備。画素間ピッチ4μmの新4K SXRDパネルの映像を隅々まで忠実に再現する硬度な解像性能を持たせたという。

なおレンズは最大300インチ投映が可能な同梱の標準レンズ「VPLL-Z7013」のほか、最大1,000インチ投映が可能な短焦点レンズ「VPLL-Z7008」も別売で用意。標準レンズの場合は上下80%、左右31%、短焦点レンズでは上下50%、左右18%の電動レンズシフトが行える。

「VPL-VW1100ES」同様に、データベース型超解像処理LSIによる「リアリティークリエーション」も装備。データベースから最適なパターンを照合・分類して、きめ細やかな4K映像信号を生成するとしている。また、リアリティークリエーションには「“Mastered in 4K”モード」を搭載している。

色域はDCIを完全カバーするほか、BT.2020もほぼすべてをカバー。オートキャリブレーション機能も備えている。そのほか、動きの早い映像を滑らかに表現するためのモーションフローは、4Kコンテンツ用に4Kモーションフローを搭載している。

BT.2020もほぼカバー

本機用に新開発した密閉構造や水冷機構を採用。これにより、5,000ルーメンの高輝度ながら30〜35dBの静音設計を実現した。

独自の密閉構造を採用

水冷機構も

レーザー光源の採用によって起動や消灯時間が高速である点もメリットだと同社は説明。そのほか、ゲームなどでの使用を想定した遅延低減モードなども装備している。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ジャンルSXRDプロジェクター
  • ブランドSONY
  • 型番VPL-VW5000
  • 発売日2016年11月24日
  • 価格¥8,000,000(税抜)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX