公開日 2014/10/17 12:56

アップル、デザインや操作性一新の「iTunes 12」

iTunes Storeともシームレス連携
ファイル・ウェブ編集部
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アップルは、メディア統合ソフト「iTunes」の最新バージョンとして、「iTunes 12」をOS X/Windows向けに無償提供開始した。iTunes 11が登場したのが2012年11月だったので、約2年ぶりのメジャーアップデートとなる。

iTunes 12の画面。「最近追加した項目」が表示されるようになった

デザインは、本日同じく無償で提供を開始した「OS X Yosemite」のコンセプトを採用。具体的にはiOS 7/iOS 8で同社が採用したフラットデザインや半透明による奥行き表現などを導入し、イメージを一新した。ツールバーやアイコン類もさらにすっきりとさせ、アルバムアートワークなどの表示領域を広げた。

使い勝手の面では、ミュージック、ムービー、テレビ番組のそれぞれに専用のアイコンを用意。これまではトグルスイッチを長押しして選択する必要があったが、iTunes 12ではダイレクトにメディアを選べるようになった。

さらに、自分のライブラリとプレイリスト、iTunes Storeがよりシームレスに閲覧できるようになった点も新しい。

これまでライブラリとStoreはそれぞれ独立して存在していたため、たとえばムービーライブラリを閲覧していて、Storeで新しいムービーが欲しくなった場合など、まずStoreに行ってから映画カテゴリなどへ移動する必要があった。今回のiTunes 12では、ムービーを見ているときに「iTunes Store」という文字をクリックすると、Store内の映画カテゴリへ瞬時にアクセスすることが可能になった。これは音楽でも同様だ。

iTunes Storeとライブラリをシームレスに行き来できる

そして、ライブラリ表示の最上部には「最近追加した項目」が新たに追加された。最近追加したアルバム、ムービー、テレビ番組がライブラリの一番上に表示されるため、新たに手に入れた項目を見つけることが容易になった。

さらにプレイリスト編集機能も改善。ミュージックライブラリ全体とプレイリストを並べて表示することが可能になり、楽曲をかんたんにブラウズしたり、プレイリストに加えたりといったことができるようになった。

そのほか、楽曲の「情報を見る」画面もアップデート。デザインを一新しており、情報が見やすく整理されている。

「情報を見る」画面もアップデートした

また、ミニプレーヤーのデザインも一新。カバーアート表示の際は、マウスオーバーで各種操作ボタンが現れる。さらにもう一段階小さくすると、これまでのミニプレーヤーと同様のデザインで操作できる。

カバーアート表示のプレーヤー画面

ミニプレーヤー画面

なおiTunes 12には、OS X YosemiteやiOS 8と組み合わせた際に利用できる新機能も用意。「ファミリー共有」というもので、iTunesやiBooks、App Storeで購入した項目について、アカウントやパスワードを共有しなくても、最大6人までの家族と共有できるというもの。共有をはじめるには、OS X Yosemiteの「システム環境設定」、またはiOS 8の「設定」でiCloudを選択し、iCloudファミリー設定を行う必要がある。

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