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公開日 2008/12/04 17:34

ビデックス、BBCのドキュメンタリーなど245作品を「ビデックスJP」で配信

「ブルー・プラネット」などフルHDコンテンツも用意
Phile-web編集部
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(株)ビデックスは、同社が運営するVODサービスサイト「ビデックスJP」において、BBC ワールドワイドジャパン(株)のドラマやドキュメンタリーを本日12月4日より配信開始することを発表した。

ビデックスは2004年に設立された映像配信ビジネス関連企業。映像配信プラットフォームサービスの提供に加え、自社サービスとして「ビデックスJP」を運営している。大別してダウンロードレンタル(2日〜2週間の期限を限定した購入)とダウンロード販売を行っており、テレビアニメや映画、ドラマなど42,000タイトルを105円〜1,780円で販売している。

今回同社はBBC ワールドワイドと連携し、ドキュメンタリーやドラマなどを配信。245タイトル・200時間以上のコンテンツを用意し、本日第1弾として「ブルー・プラネット」「アガサ・クリスティのミス・マープル」「高慢と偏見」など76作品の配信を開始。以降2009年4月まで76作品/37作品/36作品/20作品ずつ順次追加を行っていく。販売価格は1作品につき210円から420円で、7日間の視聴が可能。視聴期間終了後もファイルの自動削除などは行われず、ライセンスのみ購入して再視聴が行える仕組みを考えているという。

VIDEXのサイトのBBCカテゴリーページ

BBCから提供されるコンテンツの内訳

なかでも「ブルー・プラネット「ガラパゴス」など16作品は、北米や欧州に先駆けてフルHDで配信されるのが大きなフィーチャーだ。配信はWindowsMedia 9方式で行われ、DRMはWindowsDRM10。1920×1080/8Mbps、1280×720/8Mbps、684×480/3Mbpsの3パターンの解像度となる。なお購入したコンテンツの再生は、ダウンロードを行ったパソコンのみに制限される。


■高品位コンテンツを有料配信することでVODの流れを変えたい − ビデックス柳下社長

本日開かれた発表会には、(株)ビデックスの柳下 洋代表取締役社長が登壇。「弊社の新サービスは12月に始まったNHKオンデマンドにも規模で上回る」と自信を見せた。

柳下氏は「悪貨が良貨を駆逐する」という言葉を引き、「インターネット上では粗悪なコンテンツが労して制作したものを駆逐してしまうことがある。これをなんとかせねば、と思っていた」と語る。

(株)ビデックス 柳下 洋氏

「現在インターネットにおいては“アクセス数”に評価軸が置かれているが、これを変えていきたい。有料サイトのアクセス数は無料サイトの100分の1ほど。しかしビデックスはこれまで一貫して課金制をとってきており、差別化のひとつとしてコンテンツの高画質化を図っている。今回配信開始したBBCのコンテンツのように画質・内容ともに優れたものを課金制で流通させることは大切なこと。我々は独自のインフラを構築し、配信時のコストも削減してきた。これと同様のことは、広告収入に頼る無料サイトにはできないのではないか」との考えを述べた柳下氏。今後はスーパーハイビジョンや4Kシネマなどさらなる高画質コンテンツの配信を計画。視聴デバイスもパソコンだけでなくテレビや携帯電話まで広げていき、屋内外を問わず楽しめるようにする計画だという。

ビデックスのこれまでのあゆみ

同社のこれからの展望

また発表会にはBBC ワールドワイドジャパン(株)代表取締役社長の輪座克彦氏と、BBC WorldWide Limited グローバルTVセールス アジアのシニアバイスプレジデント&ジェネラルマネージャーであるジョイス・ヨン氏も出席した。

BBC ワールドワイドジャパン(株)輪座克彦氏

ジョイス・ヨン氏

「弊社としても動画配信事業は推進していきたいと考えていたところ。今後一層力を入れ、ハイビジョン映像など高画質タイトルも増やしていきたいと思う」と述べた輪座氏。

またヨン氏は「我々はYoutubeのパートナーになったり、MySpaceと連携したりなど、インターネット配信には力を入れてきた。今回ビデックスJP上ではフルHD映像を配信するなど新しい試みもあり、大変有り難いことだと考えている。インターネット配信は、幅広い層の方々に番組を視聴してもらうとば口のひとつ。今後ますます多くのデジタルプラットフォーム上にBBCのコンテンツを提供し、潜在顧客を吸い出す戦略をとりたいと思っている」と語った。


【問い合わせ先】
(株)ビデックス
TEL/03-6715-0330

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