公開日 2008/09/12 21:01

動画で見る新iPod nano − Genius機能やシェイクシャッフル機能を使ってみた

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
既報でお伝えした通り、アップルは新しいiPodシリーズを発表した。今回はiPod nanoに注目し、「Genius」作成機能など、そのフィーチャーを動画も交えながら見ていこう。

新しくなったiPod nano。9色のカラバリを用意

■再びスリムになったiPod nano

4G iPod nanoは、3Gで採用したやや幅広のデザイン(個人的に「ハンペン」と呼んでいた)から、再びスリムな縦型デザインに戻った。液晶ディスプレイは3Gと同様2インチだが、横長配置から縦長配置になったためか、なんとなく大きくなったような印象がある。

本体色も、柔らかい色合いからパッキリと鮮やかなものに変更。9色という幅広いカラーラインナップ、特にイエローやパープルなど、これまでなかったカラーが追加されたのは魅力的だ。

曲面を描くデザインはとても美しい。3Gのnanoが52.3W×69.8H×6.5Dmmの大きさで質量49.2g。これに対し4G nanoは38.7W×90.7H×6.2Dmmで質量36.8g。本体の大きさと質量の割合の関係もあって、軽い!薄い!という驚きがとても強かった。アルミ部と、ディスプレイ部のガラスとの段差もなくフラットだ。また、3Gのnanoは背面を鏡体仕上げとしていたが、4Gは表面/背面ともに同じ仕上げのアルミ合金を採用している。

4G nanoは滑らかなカーブを描く筐体。薄い!軽い!

3GのiPod nano


ドックとイヤホンジャックは3Gと同じく底面に備えている

ホールドボタンは上部に装備

4G iPod nanoの大きな特長のひとつが「Genius」作成機能。ホイール中央を長押しすると「Geniusを作成」メニューが表れる。クリックすると、その曲を元に“似合う曲”をセレクトした「Geniusプレイリスト」を自動で作成してくれる。デモ機で使用してみた際には、1秒程度でGeniusプレイリスト作成が完了した。ただしこの速度は本体に入っている曲数などに依存するので、実際にかかる時間はユーザーのiPodごとに異なるだろう。



作成されたGeniusプレイリストは、気に入れば「プレイリストを保存」を選んで残すこともできる。プレイリストの精度は正直「?」と感じる部分もあるし、作成元として選んだ曲がGeniusのデータベースにない場合は、Geniusプレイリストをつくることができない。この点に関してはジョブズ氏が「多くのユーザー情報を元にGeniusは進化する」と発言していたとおり、今後精度が上がっていくのだろう。

作成されたGeniusプレイリストは、通常のプレイリストと同様にトップメニューから選ぶことができる

さて今回の新iPod nanoの、もうひとつの大きなフィーチャーが、加速度センサーの搭載。音楽再生中に横を向けると、ジャケットをパラパラめくるユーザーインターフェース「Cover Flow」を利用できる。さらに、再生中などに本体を振ることで曲のシャッフルも可能だ。個人的にシャッフル再生は殆ど利用しないが、「本体を振る」という直感的な動作でシャッフルができるのはなんとも楽しい機能だと感じた。



さっそく使ってみると、シェイクシャッフル機能に関しては想像よりも動作がもっさりしており、本体を強く振ったあと一旦静止して初めてシャッフルされた楽曲が表示されるので、なんとなく「ワンテンポ遅れてる」感を抱いた。個人的にはもっとサクサク動いてくれるとうれしい。なお、カバーフロー表示時に振ってもシャッフルはできないそうだ。

また、縦方向に振ってみると全く反応しない。これはジョギング時や持ち運び時の振動と区別するためとのこと。ゆっくり振っても反応しないので、しっかり斜めに傾けて、速く強めに振ることがポイントのようだ。


(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX