公開日 2026/02/13 11:36

AIRPULSE、コンパクトを追求したエントリークラス・アクティブスピーカー「A60」

「Planar-Diaphragm Tweeter」を初採用
編集部:長濱行太朗
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ユキムは、同社取り扱いブランドAIRPULSE(エアパルス)から、アクティブスピーカー「A60」を3月初旬にに発売する。価格はオープンで、市場では税込88,000円前後(ペア)での実売が予想される。

「A60」 オープン価格(市場実勢価格88,000円前後・税込/ペア)

A60は、同ブランドのエンジニアであるフィル・ジョーンズ氏が設計を担当。プロ用ニアフィールド・モニタースピーカーの開発で培ってきたノウハウが、随所に反映されたモデルであり、ヒットモデル「A80」と比較して、さらなるコンパクト化を追求した、エントリークラスのアクティブスピーカー。

トゥイーターには、AIRPULSEモデルとして初めて、ネオジウム・マグネットで強力に駆動される「Planar-Diaphragm Tweeter」を採用。平面ダイアフラムにボイスコイルがプリントされているため、ボイスコイルの駆動力を振動版にダイレクトに伝搬可能で、出力遅延のない優れた過度応答を実現しているという。

「Planar-Diaphragm Tweeter」の構造

平面ダイアフラムもボイスコイルが同時に空気を押し出し、結合することによって、全帯域において高いリニア性をもったサウンド・ウェーブを形成が可能。ドーム型トゥイーターのように、振動板の先端と末端の間において、時間遅延によって発生する位相歪みがなく、高感度かつ精緻な音質を再生できるとアピールする。

ウーファーは90mm、アルミニウム合金・コーン振動板を搭載。大型フェライト・マグネットと30mmの大口径ボイスコイルの組み合わせによって、駆動させる仕様を導入した。併せて、ロングエクスカーション型を採用する。

90mm ロングストローク・アルミ振動版ウーファーの構造

ドライバー・ユニットは、強固なアルミ・ダイキャスト・シャーシにマウントすることで不要な共振を抑え、ハイスピードなレスポンスを可能とした。また、KLIPPEL解析システムによる検証を経て、優れた中低域パフォーマンスを発揮していることも明かした。

アンプ部には、高入力サンプルレートのサポートと、高出力PWMキャリア周波数を組み合わせている、TI社製のクラスDアンプ「TAS5754」を2基投入。トゥイーターとウーファーの各々専用にブリッジモードで接続されており、トゥイーターは10W、ウーファーは30Wの出力となっている。周波数特性は、65Hz – 20kHzをカバー。

768kHz出力のPWMキャリア周波数の駆動によって、トゥイーターに適した駆動を成し得ているという。また、最大192kHz入力のサンプルレートを変更せずに実行可能で、高いS/Nと低歪みを併せ持っているとする。

加えて、プログラマブルミニDSPを採用し、超低消費電力を利点とする、TI社製ステレオ・オーディオ・コーデック「TLV320AIC3254」が2基採用されており、電子クロスオーバー、スピーカー補正、ダイナミックレンジ管理といった機能も使用できる。

アンプ部の駆動には、高効率スイッチング電源を導入したことで、リップルを最小限に抑えながらも、ダイナミックな再生に適した電源供給を可能とした。また、スタンバイモードに対応し、Energy Star規格の省エネ消費電力の要件を満たしているという。

ワイヤレス機能は、Bluetooth 5.1をサポート。「Qualcomm QCC3031」の搭載によって、aptX HD、AAC、SBCのオーディオコーデックをカバーする。

主な入出力端子として、USB Type-C入力を1基、光デジタル音声入力を1基、アナログ音声入力(RCA)を1基、ステレオミニ入力を1基、サブウーファー出力を1基備える。デジタル入力は、最大PCM 192kHz/24bitに対応。アナログ部は、ドイツ製WIMAコンデンサを採用している。

背面端子部と付属リモコン

エンクロージャーは、剛性の高い15mm厚の高強度MDFを採用。併せて、キャビネットの内壁に18mm厚の波状吸音フォーム材を導入することで、定在波と共振ノイズの低減に繋がっている。

背面に楕円形のバスレスポートを組み込むことで、エア・フローによるノイズも低減する。内部配線材には、Hi-Fiオーディオケーブルブランドとして名高い、TRANSPARENT社製の内部配線ケーブルが投入されている。

主な仕様として、外形寸法は126W×233H×216Dmm、質量は5.4kg。

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