マニアも驚く広範な専門知識で圧倒的提案力を誇るオーディオ&ホームシアターショップ、石川アンティフォン
確かな知識に裏付けされたホームシアターカスタムインストーラーといえば、その最右翼が石川県 金沢市にあるアンティフォンの松居邦彦氏(以下、松居氏)だろう。
音響設計やPAの経験とともにインテリアコーディネートも得意、かつオヤジジャズバンドのトランペッターという音楽ファンの顔も持つ。震災後、はじめての訪問に不安もあったが、チャーミングなスタッフ畠氏ともども以前通り温かく迎えてくれた。
DSPも駆使したルームチューニングなら随一
アンティフォンは2000年創業。石川県の金沢にて、カーオーディオ、ホームシアター、ハイエンドオーディオの三本柱を軸にした専門店だ。特長はなんといっても豊富な経験と知識に裏付けされた提案力。研究熱心で、最先端のトレンドも研ぎ澄まされた指向性で吸収し、どんな質問にも的確に答えてくれる。
たとえばスピーカーなら、定番のJBLやKEFはもちろん、TAD、パイオニア、FOCALに至る歴史。映像ならソニーの開発の歴史、それに伴う製品の技術的進化など。最近の技術的なトレンドまで解説できるので、説得力がある。メカ的なアナログの知識だけでなく、エレクトロニクスにも造詣が深い。
カーオーディオでは承前のDSPを使った位相制御やルームチューニングのノウハウを、従来から当然のように一般家庭にも適用しており、特にTrinnov Audio導入のノウハウと施工経験は随一。これを駆使したルームチューニングを施したマルチチャンネルオーディオ再生の実例が多数ある。
「最近ではマランツやStorm Audioに搭載されているDiracも使えるので、これがもっと広まれば、世の中もっと幸せになるのにと思っています」と松居氏。
「話が長い」と畠氏に揶揄されることもあるが、それもご愛敬。誰もが松居氏と話すと、あっという間に松居節の虜になってしまう。この日も、作家としてリスペクトする五味康祐さんやオーディオ装置にも造詣が深い瀬川冬樹さんらを引き合いに出しながら「製造する人に対するリスペクトみたいなものがなくなっている」と評論家の姿勢を憂えたり、エンターテインメント業界全般の方向性に至るまで、議論が白熱した。
震災復興も途上。がんばれ北陸
心配された震災の影響だが、徐々に水道などのインフラが復旧しつつあるという。そのあとには、地元のハウスメーカーや工務店との繋がりも深いアンティフォンなら、ホームシアターの需要も取り戻せるだろう。一方、常連のオーディオユーザーも、これまで通り長く愉しんでいると松居氏は明かす。
「年代に関わらず、みなさん意欲が衰えません。音楽って魅力的なんですよ。機器の組み合わせも無限大にありますし。最近では、大人のオーディオとして、小型のブックシェルフに上質なシングルの真空管アンプの組み合わせ提案が魅力的だと考えています」(松居氏)
地元に根付いて25年。縁が縁を繋いで、音作りに長けた松居さんの元には様々な依頼が舞い込んでくる。
「先日はホームシアターを設置したお客様から薬局のBGMを任されたんです。はじめは配信サービスをお使いになっていましたが、アナログ再生にもご興味を持たれるようになり、ついには再生するレコードも20枚選んでほしいと頼まれました。
薬局の待合室ですからね、エリック・サティやグレン・グールドあたりがいいかと。モーツァルトの『ピアノ協奏曲20番』ですね。あとはビル・エヴァンス。アナログのお陰もあるでしょう、そういったマニアではない一般のユーザーさんでも、芸術に対する感度が高い方や、空間を豊かにしたいという心持ちの方々が増えている印象があります。
先日も洗練された雰囲気の奥様がお見えになり、畠の案内でBluetoothで音声信号を飛ばすワイヤレスタイプのアナログプレーヤーを求めになりました」(松居氏)
商品の最新事情を熟知していることはもちろん、芸術やインテリアにもアンテナを張りつづけているアンティフォン。これからも二人三脚でお得意様を増やしていくことだろう。
アンティフォン インストール最新実例

アンティフォン
石川県金沢市間明町1-29
電話:076-292-1475
定休日:火曜日、第2/第4水曜日
