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【連載】ガジェットTIPSリターンズ

モバイルバッテリーだけじゃない! 電源ケーブルの劣化も危険、要注意

公開日 2026/04/29 07:00 海上 忍
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電化製品は電気がなければただの箱、電池やバッテリーで駆動するタイプを除けばコンセントから電力供給しないかぎり何ら機能を発揮しません。その意味で電源ケーブルはまさに電化製品の生命線といえるでしょう。

その電源ケーブルには、いくつかの弱点が存在します。ひとつが「経年劣化」。外皮として採用されることの多いポリ塩化ビニル(PVC)が、製造から年数を経るうちに劣化してしまう問題です。

image:west_photo/shutterstock.com

PVCはそもそも剛性が高い素材で、割れやすく加工しにくい特性を備えています。そのままでは扱いにくいものの、可塑(かそ)剤を添加すると柔軟性が生じ、加工性が向上します。柔軟性は可塑剤の量により変化し、量が少ないと排水管のような強度が重視される素材に、量が多いとケーブル被覆のような柔軟性が重視される素材になるのです。

しかし、PVCに添加された可塑剤は、完全に安定した存在ではありません。製造方法によって差はあるものの、使用開始から徐々に表面へ移行してベタつきの原因になるほか、さらに年月を経てゆっくり拡散し、徐々に硬化していきます。

電源ケーブルの被覆として使われているPVCが硬化し、被覆が割れて内部の導線が剥き出しになると、ショートや発火の原因となります。

目安として、導入から5年以上経過した製品は、併せて使用している延長ケーブルや電源タップを含め、硬くなった・曲げにくくなった部分がないか定期的に確認しましょう。問題があれば、できるだけ早い段階で交換・買い替えすることをお勧めします。

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