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【第214回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

「セプテンバー」が耳から離れない♪ 犬とロボットの友情を描く感動のアニメーション作品

公開日 2026/04/10 06:30 ミヤザキタケル
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サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2023年製作の『ロボット・ドリームズ』をご紹介します!

                   ◇

 

『ロボット・ドリームズ』
(配信:U-NEXT)

『ロボット・ドリームズ』発売中Blu-ray : Blu-ray:5,940円(税込)/DVD:4,400円(税込)
発売:クロックワークス/販売元:ハピネット・メディアマーケティング
(C)2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL

96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートほか、世界中のさまざまな映画祭で注目を浴びた長編アニメーション作品。大都会ニューヨークで孤独な日々を過ごしていたドッグは、テレビCMで目にした友達ロボットを注文する。ニューヨークの名所をロボットと共に巡って友情を育んでいく2人であったが、海水浴へ出かけた際にロボットが錆びて動けなくなってしまい……

全編セリフなし、物語を彩るメロディとアニメーションだけで魅せるボーダレスな面白さを宿した本作。擬人化された犬青年が抱える孤独に、人間とAIが恋をするスパイク・ジョーンズ監督作『her/世界でひとつの彼女』に近しい空気を感じられ、初めて目にする世界にときめくロボットの姿に、人形が心を持ってしまう是枝裕和監督作『空気人気』に近しい空気も感じられ、それでいてオリジナリティにも溢れており、最後の最後にはウルっとできてしまう気持ちの良い感動作。

(C)2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL

原作自体もセリフのないグラフィックノベルであり、そのまま映像化しても30分ほどで終わってしまう内容のため、原作者の許可を得て登場人物を増やしたり、原作にはないシーンも追加して彩られる102分間。

今回初のアニメーション作品を手がける監督のパブロ・ベルヘルは、元々実写畑の監督であり、スペインのアカデミー賞とも言われるゴヤ賞で作品賞を含む10部門受賞の経歴を持つ偉大な監督。

そして、日本のロックバンド、SOPHIAの「黒いブーツ 〜oh my friend〜」のMVを手掛けていた過去もあり、その才能の多彩ぶりに驚かされることだろう。見終えた後にはアース・ウインド&ファイアーの「セプテンバー」が大好きになってしまうはず

(C)2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL

(C)2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL

※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。

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