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【第103回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

ブラピ主演の大ヒットゾンビ映画!世界を飛び回ってゾンビ禍の元凶を突き止めよ!

公開日 2024/02/23 07:00 ミヤザキタケル
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サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2013年公開の『ワールド・ウォーZ』をご紹介します!

『ワールド・ウォーZ』(2013年・アメリカ)
(配信:U-NEXT /Netflix /Hulu)

『ワールド・ウォーZ』DVD:1,100円(税込) 発売・販売元 KADOKAWA

マックス・ブルックスの世界的ベストセラー小説を、『007 慰めの報酬』『オットーという男』などで知られるマーク・フォースター監督、ブラッド・ピット主演で映画化。突如起きたパンデミックにより人々がゾンビ化する中、家族を連れて逃げる元国連捜査官のジュリー(ブラッド・ピット)。家族の身の安全を保障してもらうことを条件に感染の原因を調査することになったジュリーは、危険を承知で世界各国を飛び回ることになるのだが…。

(C) 2013 Paramaount Pictures Corporation and GK Films LLC.All Rights Reserved.TM, (R) &Copyright (C) 2013 by Paramaount Pictures.All Rights Reserved.

その習性は言わずもがな、如何にしてゾンビを殺すのか、如何にして安全な場所を見つけ出すのかなど、無数にある「ゾンビもの」においてはある種の“お約束”が付きもの。大抵はパンデミック直後の世界で逃げ惑う人々か、荒廃してしまった後の世界を生きる人々の姿を、限られたエリア内において描いていくが、本作の場合は少し違う。このままでは荒廃しかねない世界をどのようにして救うのか。そこに焦点を当て、アクションに全振りすることなく、主人公の知性が光る場面や政治的側面など、多角的な表現を用いて世界を股にかけた解決の糸口を探す旅路を描いていく。

公開は2013年であるが、2020年を経た今目にしたのなら、コロナ禍初期の緊迫感にも似た空気を本編中に感じ取れるのではないだろうか。既存の「ゾンビもの」とは一味違うパニックアクション超大作、是非ご堪能あれ。

(C) 2013 Paramaount Pictures Corporation and GK Films LLC.All Rights Reserved.TM, (R) &Copyright (C) 2013 by Paramaount Pictures.All Rights Reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

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