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【第97回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

川口春奈×林遣都!野菜が苦手な女と、女が苦手な男の同居から始まるオーガニック・ラブコメディ

2024/01/12 ミヤザキタケル
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サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2016年公開の『にがくてあまい』をご紹介します!

『にがくてあまい』(2016年・日本)
(配信:U-NEXT /Hulu)

『にがくてあまい』U-NEXTで配信中

小林ユミヲ原作の同名人気コミックを、川口春奈と林遣都のW主演、『彼女が好きなものは』の草野翔吾監督のメガホンで映画化。広告代理店で働く野菜嫌いのマキ(川口春奈)は、ひょんなことから料理好きの教師・渚(林遣都)と出会い一方的に恋に落ちる。が、渚はゲイであり全く相手にされないマキは、半ば強引に渚の家に転がり込むことに。「出された食事は残さない」という約束のもと、2人の同居生活が始まった…。

(C)2016映画「にがくてあまい」製作委員会

「マナーが紳士を作る」というのは某スパイ映画の言葉であるが、「食が人を作る」ということを再認識させてくれるのと同時に、登場人物たちの食を絡めた心の変化や成長が胸を打つ本作。ジャンルとしてはラブコメに分類され、恋愛に発展しそうで発展しない男女の人間模様を楽しめるものになっているが、描かれている根底にあるものが奥深い。「一物全体」という言葉があるように、良い部分も悪い部分も含めて1人の人間。良い出来事も悪い出来事も両方あっての人生。そう、野菜の在り方から多くのことが見えてくる。

また、苦手なことがあるということは、そこには伸び代が残っているという気付きさえも与えてくれる。料理と同じく、どう楽しむかはあなた次第…。桜田ひより、松本穂香、シソンヌじろう、RIP SLYMEのSUなど、脇を固めるキャストにも注目です。

(C)2016映画「にがくてあまい」製作委員会
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

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