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USBの充電速度、ケーブルの長さで変わる? 変わらない?

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海上忍
2021年09月08日
デジタルガジェットの電源といえば、USB。バッテリーを内蔵する機器の場合、ケーブルをUSB-ACアダプタやモバイルバッテリーに接続して電源を確保しているはずです。スマートフォンやスマートウォッチのように、日に一度はつなぐ機器も少なくありませんから、ケーブルの長さで充電速度が変わるとしたら一大事ですよね。

結論からいうと、USBの充電速度はケーブルの長さで変わる可能性があります。金属を利用したケーブルには内部抵抗があり、その値が大きいと電圧が下がり電流が流れにくくなるからです。抵抗値はケーブルの長さに比例するため、長いケーブルのほうが電圧は低くなる傾向があります。

USBの充電速度はケーブルの長さで変わる可能性があります

ケーブルの太さも重要です。抵抗値はケーブルの太さに反比例するため、太いほうが電圧降下を防げます。USB電源(VBUS)は5V±0.25と規格で定められていることもあり、その範囲を越えて電圧が下がると動作が不安定になることもありますから、軽視できません。

つまり、他の要素がすべて同じだとして、短いケーブルのほうが充電速度は有利です。人生とは違い、「細く長く」より「太く短く」のほうが充電用USBケーブルには好ましいというわけです。

もっとも、ケーブルの長さ/太さ以外にも、コネクターの接点抵抗など電圧/電流に影響を与える要素はいくつかあります。高品質なUSBケーブルとそうでないUSBケーブルの電力ロスを測定したところ数%以上の差があった、という報告があったとしても不思議ではありません。

充電にかかる時間を可能な限り短くしたい、ロスを減らし効率アップを図りたいという場合には、市販のUSB電流電圧チェッカーを使い良質なケーブルを見つけだすか、信頼できるメーカー/ブランドの高品質なケーブルを選びましょう。毎日使うものですから、1年365日かけることの○年...と計算すると、値が張るけれど高品質・高性能なUSBケーブルのほうが結果的にトクだった、ということもありえますよ。

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