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【連載】ガジェットTIPS

工事も配線もいらない、「ホームルーター」で通信速度を稼ぐコツ

2021/01/29 海上 忍
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コンセントに挿すだけで使える「ホームルーター」。光ファイバーなど有線でインターネットとつながる「ブロードバンドルーター」、そこにWi-Fiアクセスポイント機能を追加した「Wi-Fiルーター」などルーターにもいろいろありますが、ホームルーターは「コンセントに挿すだけで利用可能なワイヤレス回線を利用するWi-Fiルーター」という位置づけです。

ホームルーターの特徴は、なんといっても工事や配線が不要なこと。コンセントに挿せば準備完了、スマートフォンやパソコンを所定のWi-Fiアクセスポイントに接続すればインターネットにアクセスできます。WiMaxやSoftbank Airといった通信会社が回線契約込みで製品を提供しているため、負担するのは月額料金のみです。

工事不要のホームルーター使用イメージ(UQ WiMAXホームページより)

ただし、快適に使うには少々コツが必要です。インターネットとはワイヤレス回線でつながるため、電波の弱い場所では速度が出ません。だから設置は部屋の中心より窓側、基地局の電波を受信しやすい場所を選ぶことがポイント。床から1m程度の高さがある、出窓のようなスペースを確保できればベストです。

製品によっては、ホームルーターを置くための台(クレードル)を用意すると通信速度がアップします。クレードルがアンテナ付きで「ビームフォーミング」に対応している場合、パソコンやスマートフォンといった子機の位置に狙いを定めて電波を送信できるので、通信速度だけでなくつながりやすさ/途切れにくさにも貢献します。

なお、部屋の奥まった場所でパソコンやスマートフォンを使う場合、「Wi-Fi中継機」の導入も効果的です。Wi-Fiの電波は壁やドアなど障害物の影響を受けやすいため、ホームルーターを設置した隣の部屋で使いたい場合に検討しましょう。

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