【連載】ガジェットTIPS

懐かしのガジェットで「最新SDカード」を使うとどうなる?

海上忍
2020年04月02日
薄くて小さいSDカードは、デジタルカメラやゲーム機など多くのデジタルガジェットに補助記憶装置として採用されています。指先ほどの大きさのmicroSDカードは、変換アダプタを装着するとSDカードとまったく同等に扱える互換性を備え、サイズの制約が厳しい小型ガジェットに採用されています。

新しい規格のSDカードを古いガジェットで使うと…?

そんなSD/microSDカードは、多段積層技術の進歩によりさらなる大容量化・高速化が進んでいます。そのために新規格も追加されていますが、過去の規格との互換性を確保するために、対応するIC(SDホストコントローラ)を搭載します。つまり、容量・速度が最新水準のSDカードを読み書きするには、最新規格に対応したSDホストコントローラを搭載する機器でなければなりません。

ただし、旧型の製品だからといって、新しい規格のSDカードを利用できないわけではありません。最新・最大容量のSDXC規格対応カードを、それ以前のSDカード規格対応製品にセットすると、カードを初期化し直せば(SDカード規格の)最大容量である2GBまでは利用できます。最新・最速のUHS-II規格対応カードも同様に、UHS-IIの最高速度である最大312MB/秒には達しないものの、非対応製品でも25MB/秒で利用できます。

なお、SDカードには「SDモード」と「SPIモード」という2つの動作モードがあり、後者はSDホストコントローラを必要としません。SDカードが持つ性能をフルに引き出せないため、データ転送速度はSDモードの数分の1となりますが、シングルボードコンピュータなどで利用されています。

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