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iPhone 11なら1度に2本の動画が撮れる!「DoubleTake」アプリが面白い

山本 敦
2020年02月23日
マルチレンズカメラを搭載するiPhone 11シリーズ単体で、最大1080/30pの動画ストリームを2本同時記録できるアプリ「DoubleTake」が面白い。

iPhone 11シリーズのマルチカメラを活用して2本の動画ストリームを同時記録できる「DoubleTake」が登場

iOS/Android端末向けのカメラアプリを提供するソフトウェアベンダー、FiLMiCの最新アプリであるDoubleTakeは、昨年アップルが開催したiPhone 11シリーズの発表会で脚光を浴びた。そして満を持して今年の1月末にリリースを迎えた。本稿を執筆している現在、App StoreでiOS版アプリが無料提供されている。

「DoubleTake」アプリ

対応する端末はiOS 13をインストールしたiPhone 11 Pro/11 Pro Max、iPhone 11およびiPhone XS/XS Max。App Storeの仕様解説によると、ほかのiPhoneにもインストールはできるが、シングルカメラによるビデオ録画に制限されると書かれている。2018年モデルのiPad Pro 12.9インチにインストールしてみたところ、フロントとリアのカメラによる “ダブルテイク” になった。

今回筆者はiPhone 11 ProでDoubleTakeによる動画撮影を試した。アプリを起動するとディスプレイ側のTrueDepthカメラを含む4つのレンズが捉えている被写体が画面に4分割プレビューされる。この中から例えば「望遠と超広角」、「標準とフロント」といった具合にアクティブにするカメラを2つ選択する。超広角カメラを選択する場合は撮影前にレンズに指がかからないよう注意しよう。

iPhone 11 ProでDoubleTakeを起動。超広角・広角・望遠レンズとTrueDepthカメラの4つのライブビューが表示される

続いて2本の動画ストリーミングを「別々」(アプリの機能名称は“別れる”)に記録するか、または「ピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)」にするか、左右に「並べる」で撮るかを決める。あとはショットアイコンをタップすれば動画記録が始まる。

2つの動画ストリーミングを同時記録。最大1080/30pまで対応する

フレームレートは30/25/24fpsから任意に選べるが、アップルがマルチカムキャプチャ対応アプリのために提供するAPIのサポート範囲である解像度1920×1080画素に固定されている。解像度の制約は受けるものの、iPhoneのカメラアプリで同じ1080/30pで撮影した動画と比べて、DoubleTakeの動画は色や明るさのバランスが大きく崩れることはなかった。

撮影後の動画ファイルはDoubleTakeアプリのライブラリにH.264/MOV形式で保存され、そこから写真アプリへのエクスポートやクラウドストレージに転送、SNSにアップロードもスムーズにできる。

別々に指定して撮影した2本の動画はDoubleTakeのライブラリに隣合って保存されている。インターフェイスがやや見づらいが、同一のファイル名と末尾に記録されるアルファベットのA/Bで見分けられる。iMovieなどのアプリでつなぎ合わせれば面白い動画が記録できそうだ。

被写体にカメラを向けながら解説を加える中継動画などもDoubleTakeなら簡単に撮れるだろうと思って試してみたが、iPhoneを三脚などに固定しながらでないと、2つの被写体に気が散ってしまう。撮影にかなりのテクニックと慣れが要りそうだ。手持ちでざっくりとカジュアルに撮る方がDoubleTakeには向いているだろう。

風景を超広角&望遠レンズで撮影したり、マルチレンズカメラを搭載するiPhone 11シリーズならではの動画撮影が楽しめる

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