【連載】ガジェットTIPS

スマートウォッチで血圧を測定するにはどうすればよい?

海上忍
2019年10月02日
コンピュータ内蔵の賢い腕時計「スマートウォッチ」。GPSや各種センサーの働きにより、現在位置や移動速度を測定できるなど、スポーツとの相性のよさで人気を集めています。音楽再生アプリを動作させてBluetoothイヤホンを接続すれば、デジタルオーディオプレイヤーに早変わり。電子マネー対応製品であれば飲み物を買えますから、乾いた喉を潤すこともできます。

そんなスマートウォッチは、健康管理でも活躍します。心拍センサーで脈拍を測り運動ペースの助言に役立てたり、スマートフォンと連携してトレーニングデータをクラウドに記録/共有したりすることも可能です。

血圧測定機能を搭載するスマートウォッチも登場していますが、この機能は大きく2種類に分かれます。ひとつは、手首の血管を圧迫する空気で膨らむ帯(カフ)を備えたもの。もうひとつは、カフを備えずディスプレイ裏側のセンサーで血管の振動を測り、血圧を推定するものです。

「Omron HeartGuide」

どちらも血圧測定機能といえますが、より正確に測定できるのは血圧測定器で実績あるオシロメトリック法に忠実な前者で、2019年8月現在販売されている製品はオムロンヘルスケアの「HeartGuide」のみです。米国ではすでにFDA(米国食品医薬品局)の認可を得ており、日本でも医療機器として認可されてからの発売が予定されています。

後者のセンサーを利用する方式は、カフを使う方式に比べると簡易です。医療機器として認可されていないこともあり、測定された血圧はあくまで参考値と理解したほうがいいでしょう。とはいえ、カフを使う方式よりコンパクトで扱いやすく、採用製品も「Galaxy Watch Active」などすでに複数存在します。正確な値は後日測るので大まかな値がわかればOK、という場合には手頃な存在といえるでしょう。

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