Apple Watchやめてません。使い続けている理由とは?

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編集部:風間雄介

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2016年04月05日
知人が私のApple Watchを見て「まだ使い続けているなんて我慢強いですね」と言った。そうかもしれないと思った。

彼はApple Watchを発売初日に購入したが、すぐに使わなくなり、もう電源すら入れていないという。できることが少ないこともあって興味を失ったようだ。ネットを見て回っても同じような意見が多い。

いまだにApple Watchを毎日装着している

Apple Watchは売れていない。少なくともアップルの目算通りには進んでいないはずだ。いくら「世界で最も売れているスマートウォッチ」とアップルがアピールしても、その台数を開示していないのだから、少なくとも同社が誇れる数字でないことは明らかだ。

アップルにしては珍しく(?)値下げを頻繁に行ったり、抱き合わせ販売のようなこともやっている。中古販売店の店頭では、相当安い価格で叩き売られている。「とりあえず買ったけど使わないから売っちゃえ」みたいな人が多いことは、容易に想像がつく。

だが私は、Apple Watchを発売数日後にゲットしてから、ほぼ毎日、約1年近く使い続けている。なぜか自分でもよく分からない。単なる惰性かもしれないが、そうではないかもしれない。少しだけ真剣に理由を考えてみようと思った。



さて、使い続けているからには、なにか気に入っていることがあるはずだ。…と考えはじめたが、すぐに「これは便利」と推せるポイントがあまりない。「あってよかった」と思うことを強いて挙げるなら、電話の着信に必ず気づくようになったことくらいだろうか。

それに対して、すぐに指摘できる欠点は、多すぎるほどある。

まず、いまApple Watchを着けていること自体が、はっきりいってダサい。発売されてすぐのタイミングであれば、仕事関係の人に「あ、それApple Watchですね」と言われ、そこから話が膨らむこともあった。こちらも感想を活き活きと話せた。「新しいモノ感」もあって、それなりに役に立っていた。だが、いまやそれが逆転した感がある。「ちょっと前の流行り物にこだわってる痛い人」と見られても仕方ない。

発売から時間が経ったので、こちらも感想を聞かれ慣れてしまった。相手もそれを慮ってのことか、「気になってるけど指摘するのをためらっているな」と思うことが多くなった。明らかに目がApple Watchを見ているのだが、何も言われないというパターンが激増したのだ。

気づいても気づかないふりをされている、気を遣ってもらっている。これが結構申し訳なく、いたたまれない気持ちになる。だからといって、それほどApple Watchを気にいってるわけでもないから、自分から感想を積極的に話し出す気にもなれない。結果、なんだか妙な空気になってしまう(自意識過剰気味なのはわかっている)。

ごく稀に、ストレートに感想を聞かれることもある。その質問の8〜9割は「電池の持ちはどうですか?」だ。Apple Watchのバッテリーが丸一日持たないということはよく知られているようなのだ。

この質問には、マジメに答えるようにしている。個人的には、電池の持ちはほとんど気にならず、風説と自分の評価が異なると感じるからだ。「普段使いしている分には十分ですよ。慣れてしまえば充電も苦になりません」というと、多くの方は意外そうな顔をする。

アプリや通知はほとんど使い物にならない

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