【特別企画】「オーディオの魅力は部屋の響きがあってこそ」

「防音工事で音を良くする」ポイントは? 「アコースティックオーディオフォーラム」取材レポート

前のページ 1 2 3 次のページ

2015年11月24日

なお、この物件では一見すると地続きのフローリングに見える床部分を、AV機器を置く前面スペースとそれ以外のベースを別にした“縁を切った”状態で作っている。機器から発生した振動を部屋全体には伝えないような構造にすることで音質に配慮する手法を採っている。

縁が切れた構成の床にすることで振動対策を図る

こうした音質に配慮した防音室工事については「1階にオーディオルームを作るほうがオススメだ」ともコメント。「1階ならコンクリートのベタ基礎の上に浮床構造で床を作ることができるが、2階以上になるとその手法が使えない。もちろん2階以上の場合でも対策できることは色々あるが、できれば1階のほうがオススメだ」とした。

そして、部屋の剛性を高めることについて鈴木氏は「オーディオ機器も筐体の剛性にコストをかける」と、オーディオ機器と部屋は共通性を持つとコメント。「部屋も剛性と寸法比に気を配れば、六畳間でも満足できる部屋を作ることができる」と語った。

そのほか、大音量で音楽を再生してショールーム外への音漏れ具合を確認するといったことも行われた

なお、この鈴木氏のコメントでイベントは締めくくられたあとも、来場者から様々な質問が出る“延長戦”に突入。「石井式と御社(アコースティックデザインシステム)の設計との違いは?」との質問に「基本は同じだが、我々のほうはもう少し基礎的な部分で設計している。あえて例えると、石井式は温もりのある音で、それに比べると我々のショールームは漆喰の効果などで少しシャッキリした音になっている」と回答するなど、熱心なトークの応酬が繰り広げられた。



本イベントの最新回「第25回Acoustic Audio Forum」は11月27日(金)・28日(土)に開催。次回のテーマは「オーディオルームに吸音は必要なのか?」で、部屋の吸音とオーディオ的な音質との関係性について体験できるようにする。

会場は同じく九段下の同社ショールーム。27日(金)は19時から、28日(土)は13時からのスタートとなり、現在、公式サイトのメールフォームから参加申し込みを受け付けている。問い合わせは下記まで。

【問い合わせ先】
アコースティックデザインシステム
TEL/03-5829-6035
参加申し込みフォーム

前のページ 1 2 3 次のページ

関連記事