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【特別企画】自宅に居ながらヨーロッパの一流ライブを味わう

ウィーン楽友協会での厳選コンサートを放送 − 音楽専門ラジオ「MUSIC BIRD」注目番組

公開日 2013/09/05 17:09 ファイル・ウェブ編集部
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ヨーロッパで開催された様々なクラシックコンサートの音源を放送している番組、それが音楽専門の衛星デジタルラジオ「MUSIC BIRD(ミュージックバード)」で放送されている「WORLD LIVE SELECTION」。10月にはウィーン楽友協会の厳選ラインナップを放送予定だという同番組の魅力を同社スタッフが解説する。


<スタッフより>

◆週末の夜、貴方のお部屋でウィーンのムジークフェラインの音を!

毎週土曜日と日曜日の夜10時からヨーロッパの一流ライヴをお届けしている「WORLD LIVE SELECTION」。クラシックの最前線を高音質で体験できると好評をいただいている番組です。オーストリア放送協会からの入手音源のフォーマットは16bit、48kHz。昨今はライヴ録音のCDも多くみられますが、48kHzはやっぱり音がいいよね、というお声を多数いただいています(関連記事:山之内正氏によるミュージックバードの音声フォーマット解説と高音質へのこだわりレポート)。

10月は黄金のホールとして、内装と響きの美しさで知られるウィーン・ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)の2012年〜13年のシーズン・プログラムから、オーケストラと室内楽の厳選したプログラムをお送りします。生の楽器や声の響き、演奏家の息づかい、そして聴衆の感動まで余すところなく掬い取った録音!週末の夜は、居ながらにしてあなたのお部屋がウィーンのムジークフェラインのスペシャル・シートに早変わりします。

ことし生誕200年のワーグナーを取り上げたプログラムにもご注目ください。

◆「WORLD LIVE SELECTION」10月のラインナップ&プロデューサーによる聴きどころ紹介

(土)(日)22:00〜24:00 出演:舩木篤也 音源提供:オーストリア放送協会

■10月5日(土)華麗なるド・ビリーの世界

オペラ指揮者として名高いベルトラン・ド・ビリーが、リストの交響詩「オルフェウス」、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」といった色彩豊かでドラマチックなプログラムを披露します。大曲に挟まれるのはアラベラ・シュタインバッハーをソリストに迎えたコルンゴルドのヴァイオリン協奏曲。

アラベラ・シュタインバッハー

ベルトラン・ド・ビリー

■10月6日(日)イスラエルからウィーンへ〜ズナイダー(Vn)とアシュカール(P)

デンマーク出身ポーランド系ユダヤ人のヴァイオリニスト、ニコライ・ズナイダーと共演するのはイスラエル生まれのピアニスト、サリーム・アブード・アシュカール。イスラエルを故郷にもち国際的に活躍する二人が奏でるシューベルト、ベートーヴェン、ウェーベルン、R.シュトラウスに注目。

ニコライ・ズナイダー

■10月12日(土)ルノー・カプソンと仲間たち〜デュオ、トリオ、カルテット

ルノー・カプソン(Vn)を中心に、彼と相性抜群の演奏家たちが集結した室内楽の夕べ。共演するのはカプソンとの共演経験豊富なピアニスト、ニコラ・アンゲリッシュ、ヴィオラの巨匠ジェラール・コセ、チェロには今回は弟ゴーティエではなく、若手注目株エドガー・モロー。

ルノー・カプソン

■10月13日(日)ティーレマンによる「俺様のワーグナー」

“Mein Leben mit Wagner”(わが命はワーグナーと共に)というタイトルの書籍を出版し、ワーグナーに思い入れのあることで知られるティーレマンが、ワーグナー生誕200年に贈るワーグナー・プログラム。ヨハン・ボータ(T)を迎えて、「さまよえるオランダ人」「リエンツィ」「ローエングリン」「タンホイザー」から序曲やハイライトを惜しみなく聴かせる。

クリスティアン・ティーレマン


ヨハン・ボータ
■10月19日(土)音楽の変身!?〜ドラ・デリイスカ(P)リサイタル

「ドッペルゲンガー」と題したリスト編曲によるシューベルト歌曲集のアルバムも話題となったドラ・デリイスカ。ここでも作曲と編曲の二重性を問う興味深いリサイタル。作曲家自身が主題を自由に変奏させて書き留めたシューベルトの即興曲。リストがおこなったワーグナーのオペラのトランスクリプション(編曲)と、ベッリーニやヴェルディーのオペラのパラフレーズ(変換、再解釈)。そしてストラヴィンスキーのバレエの自身によるピアノ編曲版。どこからが作曲でどこからが編曲?お楽しみに。

ドラ・デリイスカ

■10月20日(日)オルガン演奏現在形〜オリヴィエ・ラトリー(Org)リサイタル

1985年に23歳の若さでパリ、ノートルダム寺院の正オルガニストに抜擢されたオリヴィエ・ラトリー。バッハ、フランク、ワーグナー、スコラ・カントルムのオルガン科教授ルイ・ヴィエルヌの作品まで、オルガン演奏の歴史と現在を俯瞰する貴重なプログラム。


オリヴィエ・ラトリー
■10月26日(土)大曲で勝負!〜ネルソンス指揮ウィーン・フィル

2014年からボストン交響楽団の音楽監督就任の発表もあり、最も注目を集める若手指揮者のひとり、ラトビア生まれのアンドリス・ネルソンス。2010年小澤征爾の代役としてウィーン・フィル日本公演をつとめたのも記憶に新しい彼は、2013年秋(11月)バーミンガム市交響楽団との来日も控えています。ここではネルソンスの2012年11月のウィーン・フィルとの共演、ワーグナーの序曲と前奏曲を前半に、チャイコフスキー交響曲第6番をメインに置いたプログラム。13日にお届けするティーレマンのワーグナーとの聴き比べも一興!ご期待ください。


アンドリス・ネルソンス
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