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今週の読者投票:iPadおよびiPad 2、7割以上が購入意欲なし

2011/03/29 ファイル・ウェブ編集部
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3月9日〜3月27日の読者投票:iPad 2の購入意欲は?

当初3月25日に発売される予定であったiPad 2(関連ニュース)。発表当初は8.8mmという筐体の薄型化や専用カバーのデザインなど多くの話題を振りまいたが、話題性の大きさに対し実際の世の中の購入意欲はどれほどだろうか?

現在は東北地方太平洋沖地震の影響を受け、国内発売は延期となっているままだが、今後いずれかのタイミングで再開されるであろう日本市場投入を前に、ズバリその点を訊ねてみた。


結果は「初代もiPad 2も購入予定はない」を選んだ人が72%を占め断トツのトップ。思えば初代iPadが出た当初も「欲しい人は即購入」「買わない人は全く興味を示さない」という反応の二分化が起こっていた。今回の結果から、初代iPadを購入していない人が「iPad 2なら買いたい」と思えるような変化が少なかった、または周知されていないという見方もできる。

iPad 2は筐体の薄さ以外にも、新たに開発した1GHzのデュアルコア「A5」SoCを搭載し高速化を実現させていたり、初代機と比較し最大9倍のグラフィックス性能を実現していたりなどの進化点がある。オーディオフォーマットは新たにHE-AAC(V1/V2)に対応。カメラは、720pの動画撮影が行えるバックカメラ、VGA動画撮影が可能なフロントカメラを搭載する。

ネット閲覧に始まり、動画鑑賞、ゲーム、読書など様々な楽しみ方の実現を提唱してきた従来機の性能を高めつつ、あくまでもMacおよびPCを母艦機とするデバイスの1つという位置づけは変わらない。ポータブルプレーヤーをiPodへ、携帯電話をiPhoneへ…といった従来製品からの買い替えが明確なデバイスとは異なり、人によってPC代わりになったりゲーム機代わりになったりとマルチに対応する点は1つの魅力だ。しかし、逆に1つの用途に特化するわけではない分、自分の生活スタイルのどの部分にiPadを組み込むか、多くの消費者の間で決め手が無い状況なのだろうか。

とはいえ実際に発売が開始され、店頭で実機を手に取れるようになったら、一般ユーザーの反応がガラリと変わる場合もある。いずれにせよ今は、改めて国内発売を待つより他にないが…。

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