口コミで売れに売れているスピーカーの謎に迫る

【緊急レポート】今一番売れているスピーカーは2.1chだった!?

ファイル・ウェブ編集部

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2010年02月19日
PCはノイズだらけで音楽再生には不向き、なんていうことはわかっているけれど、忙しい毎日を過ごす中で、現実には再生機として一番活躍しているのがPCやiPodなどのデジタルオーディオプレーヤーだったりする。記者を含め、そんな現状に甘んじている音楽好きの方はかなりいるのではないだろうか。PCオーディオといえば、USB DACやネットワークオーディオのようによりコアなオーディオの世界も育ってきているが、システムを整えるのには何かとお金も時間もかかってしまう。そこで本記事では、手に届く価格帯でかつ難しい知識もなく気軽に音楽を楽しむことができるアンプ内蔵型の「アクティブスピーカー」というジャンルに改めて注目してみたい。


価格重視派とクオリティ重視派で2極分化するPCスピーカー市場


ビックカメラ有楽町店本館のPCスピーカー売場
まずPCスピーカー市場をリサーチすべく、ビックカメラ有楽町店本館で話をきいてみた。「PCスピーカー市場はPC本体のトレンドとシンクロする」と言うPCソフトコーナー主任の谷口亮太氏の話では、以前はPCスピーカーといえば売れ筋は高機能モデル一辺倒だったが、近年のノートPCやネットブックのシェア拡大、そしてデスクトップPCの大画面化という2つの波の影響で、小型&低価格モデルと高機能モデルの2極化が進んでいるという。


ノートPCに繋いで持ち歩けるコンパクトなタイプが売れ筋だという
持ち歩き用の小型&低価格モデルを販売するのは主にサプライメーカーだ。サプライメーカー製品の特徴はやはりその安さ。PCスピーカーの売れ筋ランキング上位にはサンワサプライ、エレコム、バッファローコクヨサプライといったサプライメーカーのアクティブスピーカーが並び、値段は1,000円前後が中心だ(BCN調べ)。


一方でオーディオメーカーが投入する高機能モデルは、一見苦戦を強いられているようにみえる。ただしこれはあくまで台数ベースの話であり、販売金額シェアランキング(BCN調べ)をみてみると一転してBOSE、ソニーといったオーディオメーカーが上位に台頭。これらのメーカーがビジネスとして成功をおさめていることがわかる。


そんな市場の中でひときわ異彩を放っているのはロジクール。同社の2.1chスピーカー「Z-4」(2007年2月発売)は、昨年9月以降、販売金額シェアランキング1位をほぼ独占状態だ(2009年12月のみBOSEに押され2位だった)。そして売れ筋ランキングでも1万円クラスのモデルとして唯一、トップ10内に食い込んでいるという、とにかく「今売れている」製品なのだ。


口コミでやたらと評価の高いロジクールのスピーカー。一体なぜ?

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