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ソニー「WF-1000XM6」レビュー! 評論家も高評価「『究極の進化』の領域に到達している」

公開日 2026/02/13 10:00 山本 敦
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WF-1000XM6音質レビュー:「とりわけ『歌』を生き生きと描き出す」

筆者によるWF-1000XM6のサウンドのインプレッションを報告する。ハイレゾロスレス再生に対応する高音質コーデックのLDACに対応する「Google Pixel 10 Pro」に接続して、Apple Musicの音源を聴いた。

最初に再生したのは、松田聖子のアルバム『Seiko Diamond −Karuho Kureda Works−』から「小麦色のマーメイド」だ。

ボーカルの表情が驚くほどきめ細かく浮かび上がる。声の繊細なゆらぎや息づかい、フレーズの語尾に込められたニュアンスまでが匂い立つ。歌唱の立体感が明快だ。音像に力強い芯がありながらも硬さはなく、鮮明さと艶やかさをあわせ持つエネルギー感が、リスニングを始めた瞬間に満ちてくる。

バンドによる楽器の音色も鮮やかだ。リズムセクションやシンセサイザー、ギターの定位が整うことで、音場が立体的に描かれる。奥行き方向の広がりにも限界が見えない。コーラスやストリングスのぶ厚い和音が、広々とした空間に温かく満ちる。和音がごちゃっと溶け合うことはない。松田聖子のボーカルが限りなく透明だ。80年代の邦楽ポップスならではの華やかさが、現代的なビビッドなサウンドでよみがえる感覚がとても楽しい。

筆者がふだんよく聴くボーカル系の楽曲も、WF-1000XM6でいくつも聴き返した。本機がとりわけ「歌」を生き生きと描き出すイヤホンであることがよくわかった。録音された音源であることを一瞬忘れるほど、本機のリスナーは純粋にボーカリストの存在感に向き合えるだろう。

続いて角野隼斗のアルバム『Chopin Orbit』から「ポロネーズ第7番 変イ長調 Op.61 幻想」を聴いた。演奏に込められた強弱や濃淡、明暗のコントラストが極めてダイナミックに、かつ精緻に描き分けられる。ピアノの一音一音は艶やかに立ち上がり、粒立ちの良さとともに生命感をともなって躍動する。音の分離も明快だ。フレーズの輪郭を力強く描き、濃厚な余韻を漂わせる。

鍵盤に触れる指先の繊細なタッチや、打鍵のニュアンスが視覚的なイメージを伴って伝わってくる。WF-1000XM5と聴き比べると、WF-1000XM6は低音域の重心が一段と低くなり、演奏全体の安定感が増していることがよくわかる。

音像の定位と奥行きの表現はやはり磨きがかかった印象を受ける。立体的な空間描写力もまた、一皮も二皮もむけた。比較的静かな環境でも、本機のANC機能はさらに効果的だ。上質な静寂の力を得て、ユーザーの感覚が研ぎ澄まされる。

スマホアプリは本体タッチ操作の割当を以前よりも細かくカスタマイズできるようになったり、イコライザーのバンド数が倍増するなど機能を強化。ユーザーの装着状態や使用状況に応じて、音楽再生やANC機能のオンオフなどを自動切り替えしてくれる機能も備えており、使い勝手にも抜かりがない

「もはや『究極の進化』の領域に到達している

WF-1000XM6の音質とANCの効果はもはや「究極の進化」の領域に到達している。

これまでのWF-1000XM4やWF-1000XM5を体験した時点で、筆者は大いに満足していたし、今でも先駆者の実力は十分に高いと思っている。そのような意味で、WF-1000XM6は従来の1000Xシリーズよりも玄人ウケしそうなワイヤレスイヤホンではあるが、同時に音楽制作に携わる創作者の意図に、最も肉薄したモデルであることも間違いない。

できる限り多くの音楽ファンに体験してもらいたいと思う。

 

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(提供:ソニーマーケティング)

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