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PRインテリアコーディネーターがKUPIDを置きたくなる空間を大紹介

DALIのコンパクトスピーカー「KUPID」は国産家具ブランドにマッチ!5カラーの置き方をプロが提案

公開日 2025/12/24 06:30 話し手/町田瑞穂ドロテア 聞き手/PHILE WEB編集部
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“清涼感”や“クールダウン”を印象付けながら、インテリアのアクセントにもなるチリー・ブルー

「THE SELECTION」のSHELFにはチリー・ブルーモデルを設置。抜けのある空間の“アクセント”になっている。コンポーネントにはデノン「Denon Home Amp」を組み合わせた

ーー ダークカラーのモデル群にとして、ダーク・ウォルナット、ブラック・アッシュ、チリー・ブルーがラインナップされていますが、これらのカラーについてお伺いします。

町田 ダークカラーの中でもチリー・ブルーは、定番色に少し物足りなさを感じている方にお薦めしたいです。ブルーではあるけれどネイビーではなく、それでいて黒よりも軽い印象がある。そしてカジュアル過ぎずに高級感もきちんと保っている。絶妙なバランスを持っていると思います。

オークなどのインテリアにチリー・ブルーモデルを取り入れると空間がクールダウンされます。木は有機物であるため、インテリアに取り入れ過ぎると、エネルギッシュになり、場合によっては暑苦しさを感じさせてしまうこともあります。

そこにチリー・ブルーの涼しさ清涼感が加わることで、空間全体が落ち着いてくるのです。「THE SELECTION」のSHELFに置きましたが、とても良く合っています。

チリー・ブルーモデルのスピーカーユニット部とスピーカーターミナル部

チリー・ブルーモデルは、トゥイーター周りに施されたゴールドラインも印象的で、コントラストを与えています。ミッドセンチュリーのインテリアでは、太陽をモチーフにしたサンバーストデザインを多く用いています。KUPIDのトゥイーター周りのデザインはそれに近い印象があり、空間の中で良いアクセントになるでしょう。

“シック”で“引き締まった”空間にはブラック・アッシュがインテリアにリズムを与える

ダークカラーを用いた「KAZARU」のWALL & BASEには、ブラック・アッシュモデルとマランツ「MODEL M1」を組み合わせてセッティングした

ーー では、次にブラック・アッシュモデルについて、置きやすいインテリアのイメージなどをお伺いします。

町田 そもそも黒は万能な色です。落ち着いたトーンのインテリアを好まれる方は、ダーク・ウッドや濃い目のファブリックなどを選ばれることが多いですね。そのため黒要素が多いインテリアには、やはりブラック・アッシュモデルが合わせやすいと思います。

「KAZARU」のWALL & BASEのようにシックなインテリアに馴染みやすいです。要所にブラックが使われているインテリアは、空間全体が引き締まった印象になります。そこに組み合わせるスピーカーも黒にすると、色のリピートが生まれ、リズムのある空間になります。

ブラック・アッシュモデルのスピーカーユニット部とスピーカーターミナル部

KUPIDのブラック・アッシュは、杢目が入っていること、アッシュの名の通りグレーを含んでいる点もポイントです。最近のインテリアで使われる黒はマットな質感のものが多く、光が当たると真っ黒には見えません。抜けのあるブラック・アッシュを織り交ぜることで、全体のバランスが整います。ほかのブラックのスピーカーと比べて、軽さを感じられるのも良いですね。

ダイニングシーンにおいても音楽がちゃんと“背景”になってくれるダーク・ウォルナット

ダイニングシーンには、ダーク・ウォルナットモデルと「ELES」のSIDE BOARDを組み合わせた。“背景”として馴染みながらも、“ダンディ”さが備わった空間になった

―― ラストは、ダーク・ウォルナットモデルです。今回は、ダイニングシーンとテレビ周りでのセッティングをイメージして、KASHIWAとのインテリアに合わせてみましたが、どうようなところがポイントでしょうか。

町田 ダーク・ウォルナットモデルを「ELES」のSIDE BOARDに置きました。スピーカーの高さもちょうどよく、ダイニングで食事と音楽の両方を楽しむ空間づくりに、とてもマッチしています。

ダイニングテーブル「PREMIUM TABLE」の木の色のなかに濃い色味が含まれていることも、ダーク・ウォルナットと馴染む要因ですね。黒だと目立ってしまい、スピーカーの主張が強くなりがちですが、ダーク・ウォルナットモデルなら音楽がきちんと背景になってくれます。また、KUPIDの周りにアートや小物を合わせても、調和が保たれているのも印象的です。

ダーク・ウォルナットモデルのトゥイーター周りやウーファーユニットのカラーに、キャビネットと同系色の色味を自然に持ってきていることも、インテリアに馴染むポイントだと思います。今回のような空間に置くと、どこかダンディ さも感じさせてくれますね。

ダーク・ウォルナットモデルのスピーカーユニット部とスピーカーターミナル部

―― KASHIWAのダークな木の色のインテリアに合わせても、ダーク・ウォルナットが溶け込んでいますね。テレビ周りのセッティングについては、いかがでしょうか。

町田 テレビとの組み合わせでは、「SLIM」のフロートタイプのAV BOARDにセッティングしてみました。最近のインテリアはモダン、コンテンポラリーといった、要素をそぎ落していくスタイルが多く、フロートタイプの家具を採用する空間も増えています。

木材は、異なる木の色や樹種と組み合わせる際には、全体に注意が必要な素材です。その中でもダーク・ウォルナットは色味の深さと主張があるため、特にインテリア全体の木の色と照らし合わせながら、慎重に選ぶことが大切ですね。

「SLIM」のフロートタイプのAV BOARDにもダーク・ウォルナットモデルをセッティング

“アクセント”から“背景”まで、幅広いシーンに応えてくれるインテリア性とHi-Fiサウンドを兼備

―― 今回、KUPIDのカラーバリエーションに合わせて、さまざまなインテリアにセッティングしてきましたが、改めてKUPIDをカラーで選ぶ際に、押さえておきたい点を教えてください。

町田 KUPIDをインテリアに組み合わせる際は、家具のカラーはもちろん、空間の壁色や扉の色なども含めて総合的にカラーを選んでほしいです。KUPIDをアクセントとして取り入れたいか、空間の背景として取り入れたいかによって選ぶカラーは変わります。

もちろん空間に求める気分に合わせて選ぶのも良いと思います。チリー・ブルーは鎮静色なので 落ち着きがありますし、楽しい雰囲気にしたいのであればゴールデン・イエローがぴったりですね。また、リビングやパーソナルな空間だけでなく、キッチンなどに置ける点もKUPIDの魅力ですね。幅広いシーンに組み込みやすいスピーカーだと思います。

KUPIDは、高級なHi-Fiオーディオを楽しまれている方にとってはエントリー機かもしれませんが、これからHi-Fiオーディオを取り入れてみたい方にとっては、「少し頑張って手を伸ばしてみる」存在の、まさにプレミアムなコンパクトスピーカーだと思います。インテリア性とHi-Fiサウンドの両方を手に入れたい方にとって、KUPIDは最適解だと感じますね。

インテリアコーディネーターの町田 瑞穂 ドロテアさん(一級建築士/青山スタイル統括デザイナー)
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<取材協力>

インテリアショップ「KASHIWA TOKYO」

「KASHIWA」
飛騨高山の国産家具・無垢材使用の家具メーカーである柏木工株式会社が運営する木製家具ブランド「KASHIWA」。飛騨高山の地で積み上げてきた高い技術力と独自のデザインスタイルを特徴とし、約80年間にわたり椅子とテーブルを中心に“Made in Japan”の高品質な家具を提供している。
■撮影場所:インテリアショップ「KASHIWA TOKYO」
■住所:東京都渋谷区渋谷1-1-8 青山ダイヤモンドビル1F/B1F
■電話番号:03-6300-4366
■営業時間:10:00 - 18:00 水曜日定休
■ショールームオーナー:成田 英巳氏

写真/広井一成

 

(提供:株式会社ディーアンドエムホールディングス)

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