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“音が良い”だけではない。オーディオテクニカ「ATH-TWX9MK2」はビジネスユースにも大活躍するイヤホンだ

公開日 2025/07/11 06:30 安蔵靖志
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左右のイヤホンに2つずつ搭載するインターフェースで操作もスムーズ

左右のイヤホンには、オーディオテクニカのロゴの部分にあるタッチセンサーと、本体前面でクリックできる物理ボタンが備えられている。この操作感もなかなか良好だ。

左右のイヤホンには、ロゴ部分のタッチセンサーに加えて、物理ボタンも搭載されている

完全ワイヤレスイヤホンは本体が小さいこともあり、タッチセンサーもしくはボタンを1つずつしか搭載していないモデルも少なくない。タッチセンサーは装着し直す際に誤動作してしまうこともありがちだが、本機の場合はタッチセンサーの周辺部をつまんで装着性を調節できるため誤動作の心配がほとんどない。もし誤動作してしまう場合は、Connectアプリでセンサーの感度を3段階から調節することも可能だ。

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Connectアプリのカスタマイズ画面
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タッチセンサーの感度を設定する画面

操作ボタンの方も触感が重すぎることはなく、軽快に操作できてしっかりとクリック感を備える。こういった細かい操作性に全くストレスがないのがいい。

左右のセンサーとボタンを好みに合わせてカスタマイズできるのも大きな魅力だ。メディア再生中の再生や一次停止、曲送りや曲戻し、音量調節、周囲の音を聞きやすくする「クイックヒアスルー」のオン/オフ、通話時のマイクミュートや着信・終話、アンビエンスコントロール機能のオン/オフなどもタッチセンサーやボタンにアサインできる。タッチセンサー、ボタンともに1クリック、2クリック、3クリック時の操作をアサインできるので、好みに合わせてかなり細かくカスタマイズ可能だ。

ノイズキャンセリングやヒアスルーをオン/オフできるアンビエンスコントロール機能も、切り替える機能を選択できる。個人的にはノイズキャンセリングもヒアスルーも使わない「オフ」は不要だと考えているので、これをオフにできるのはうれしい。

深紫外線除菌システム搭載で清潔性にも満足

本機の充電ケースには、先代機から引き続いて、細菌やウィルスなどを効果的な波長の短い紫外線、深紫外線LEDによる除菌システムを搭載している。イヤホンを充電ケースに収納すると、ケース内のLEDが深紫外線を照射して除菌やウイルス除去を行うというものだ。ケース内のミラー加工がLEDの光を均等に行きわたらせ、約70秒間の照射でイヤーピース表面に付着する細菌やウイルスの除菌効果が見込める

※大腸菌、バクテリオファージウイルスは99%以上、黄色ブドウ球菌は90%以上の除菌効果がありますが、すべての菌やウイルスに効果があるわけではありません。また、新型コロナウイルスへの効果は検証しておりません

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「ATH-TWX9MK2」を充電ケースに収納したところ
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深紫外線LEDは充電ケースの奥に搭載されており、ミラー加工によって光が行きわたるようになっている

イヤホン本体はIPX4の防滴仕様ではあるものの、水洗いには対応していない。そのため、充電ケース内で除菌ができるのは安心だ。なお、深紫外線LED照射は、充電ケースのふたを閉めたあと照射されるため安全面にも配慮。照射によるイヤピースの劣化や退色も無い。そして、照射完了から約1時間以内はイヤホンを充電ケースに収納しても照射は行われないため、バッテリー消費も気にすることなく使えるだろう。

ATH-TWX9MK2はノイズキャンセリング機能オンで約6時間、充電ケース併用で約18.5時間の連続使用が可能なので、国内出張であればたっぷりと活用できる。音楽を楽しむだけでなく、オンライン会議などの仕事に活用したり、無音空間を作り出して仕事に集中したりしたいという人にぴったりの製品ではないだろうか。

(提供:オーディオテクニカ)

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