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全世界の「スター・ウォーズ」ファンが集結

“ダース・ベイダー”と瞑想体験? 「スター・ウォーズ セレブレーション」オーディオテクニカブースをレポート

公開日 2025/04/21 18:12 編集部:松永達矢
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日本にて17年ぶりに開催された「スター・ウォーズ」最大のファンイベント、「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」。4月18日から20日の3日間に渡って開催され、会場の千葉・幕張メッセには100以上の国からの参加者が集った。

本稿では、イベントを彩る出展社として「スター・ウォーズ セレブレーション」に初参加したオーディオテクニカブースの様子をお伝えしたい。

 

“強いフォースを感じる” ヘッドホン「ATH-AWSW DV」

ブースは「日本庭園」というコンセプトの下、どこか荘厳な雰囲気すら感じさせる佇まいで世界各国から訪れる来場者をお出迎え。

オーディオテクニカブースのようす

オーディオ/ビジュアル関連メディアの編集部員という観点で見ると「いつもの展示イベントでの同社ブース」との違いに思わず面を喰らう……といったところだが、「スター・ウォーズ」ファンという観点では、作中のキーワードであるジェダイの語源(諸説あり)や、ジェダイが纏う袴のようなローブ、研ぎ澄まされた日本刀のような高貴さをもつライトセーバーといった、日本文化に連なる「スター・ウォーズ」の精神性を体現させたブースデザインに思える。シンプルに素晴らしい。

展示の目玉はなんといっても税込99万円のウッドハウジングヘッドホン「ATH-AWSW DV」。ハウジングに漆塗りと、その装飾技法である蒔絵でダース・ベイダーを描いた、いわば究極のファンアイテム。ブースの一等地と呼べるポジションに、全方位からデザインを視認できるような形で展示機が配置されており、その高いビルドクオリティで国内外のファンたちの目を奪っていた。

「ATH-AWSW DV」

また、展示のみならず試聴機も用意。試聴ブースはヘッドホンに描かれるダース・ベイダーの瞑想室を模したものに。「丸窓障子」をイメージした意匠で、コンセプトにもある「日本庭園」という要素も取り入れつつ、瞑想室のシャッターを上下に配するなど、オリジナルをリスペクトしたモチーフの飜案が巧みである。

薄暗いブース内は、帝国艦隊をバックにライトセーバーを下段に構える “ベイダー卿” の姿が壁一面に。その足元に再生ボタン、ボリュームノブ、そしてATH-AWSW DVが鎮座。スタッフの指示で綿手袋をつけ、ヘッドホンを装着。 “ベイダー卿” と相対する形でそのサウンドを聴くという体験は瞑想を超えて儀式だ。試聴楽曲は何だろうなと、思いながら再生ボタンを押すとジョン・ウィリアムズによる名曲「The Imperial March」が流れ出す。

瞑想超えてもはや儀式

何度聴いたか知れない楽曲ではあるが、ATH-AWSW DVが描き出す弦やホーンの力強さ、いや、「強いフォース」は思わず笑ってしまうほどだ。それでいて響きの繊細さもキチンと拾えている。「“フォースにバランスをもたらす者” ってそういうことか」と聴きながら一人で納得する。

サウンドクオリティをすべてを知るには短い試聴時間ではあるが、瞑想室というコンセプトの通り会場の喧騒から完全に切り離された空間は、実力の一端を知るには十分といえるほど試聴に集中できる環境だった。また、ブースのギミックとして、展示エリア内に散りばめられたライトセーバーをイメージさせるLEDが試聴中は青から赤に切り替わるといった演出も。「暗黒面のパワーは素晴らしいぞ」。

試聴中はブース内のLEDが赤に染まる

上記の通り本モデルは、全世界10台のみの限定生産品。記者が完全にプライベートで応募していた「幕張メッセ イベントホール」でのパネル開催前にもメイキング動画が上映され、そのホールに収容される9,000人で見届けるといったシチュエーションも発生するほどに力の入ったプロダクトだ。

9000人を集客できる「イベントホール」会場でも再生された「メイキングビデオ」

ブースを最初に訪れた段階で「すでに3台売れた」とのことだが、記事執筆時点では同社公式オンラインストアにてまだ購入可能。ヘッドホンオーディオ趣味で「スター・ウォーズ」をこよなく愛するという方はお見逃しのないようチェックいただきたい。

 

完全ワイヤレスイヤホンは会期中に品切れも。一番人気のキャラは……?

そしてもう一つの展示アイテムとして、事前に案内があった完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW2 R2/DV/GG/ML」の4種類の先行販売を実施。ラインナップの内訳は、「R2-D2」をフィーチャーした「ATH-CKS50TW2 R2」、「ダース・ベイダー」モチーフの「ATH-CKS50TW2 DV」、 「グローグー」 をイメージした「ATH-CKS50TW2 GG」、そして「マンダロリアン」デザインの「ATH-CKS50TW2 ML」となる。

ブース裏手ではTWSをフィーチャー

先行販売のほか、ブースには試聴機も用意されており、劇中で使用された音源を使用した音声ガイダンスを実際に聴けたり、細部までこだわられたデザインを手に取って確かめることができた。

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真っ先に売り切れた「ATH-CKS50TW2 R2」
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「ATH-CKS50TW2 DV」“ベイダー卿”モデル

先行販売については「3日間で十分な数を用意したが、想定を上回るペースで購入されている」とブーススタッフがいうように、2日目夕方にはR2-D2モデルが完売。次いで人気だったモデルはダース・ベイダーモデルだったとのこと。完全ワイヤレスイヤホンは本日より同社公式オンラインストアにて予約を開始。なお、マンダロリアンデザインの「ATH-CKS50TW2 ML」は、同社公式オンラインストアの限定モデルとなっている。「我らの道」。

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みんな大好きグローグーモデル「ATH-CKS50TW2 GG」
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直販サイト限定の「ATH-CKS50TW2 ML」もイベント当日は購入可能だった。「我らの道」

「スター・ウォーズ セレブレーション」のブース出展については、コラボモデルの企画と連動したものではあるものの、「普段リーチできない層にオーディオの世界を知ってもらう機会として非常にありがたかった」と、ブーススタッフの手応えも上々。「スター・ウォーズ」の発する “フォース” の力を頼りに、この3日間でオーディオテクニカという日本のブランドの名が国内外に響いたことだろう。

イベントの3日間、完全ワイヤレスイヤホンは「かなりの数が出た」という

 

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