ビクター新完全ワイヤレスイヤホン「HA-A20T」実力速攻チェック！「とても良質なエントリーモデル」

遮音性や装着感もチェック。「とても良質なエントリーモデル」

HA-A20Tは本体に通話用マイクも内蔵する。音声通話の品質は十分に安定している。ノイズキャンセリング機能は搭載していないが、イヤーピースを耳のサイズにしっかりと合わせておけば、耳栓効果による高い遮音性能が得られる。屋外環境でも通話音声にフォーカスできた。

何よりイヤホンが軽く装着感がとても心地よいので、長時間に渡る音声通話やコンテンツリスニングに向いている。

イヤホン本体はIPX4相当の防滴対応としているので、雨や汗にも耐性を備えている。スティック形状の本体が外耳のくぼみにフィットして、イヤーピースとともに耳もとにしっかりとグリップする。体を動かしながらランニングやトレーニングをしても不意に外れる心配がなかった。通勤通学の時間にも安心して使えそうだ。なお、イヤーピースはL/M/Sに加えてXSサイズも付属する。

JVCケンウッドは2020年秋にスティック型の完全ワイヤレスイヤホン「HA-A7T」をJVCブランドから発売していた。同機も5,000円台のエントリークラスに位置付けられるモデルとして人気を集めていたが、その後継機が今回ビクターブランドから登場した形だ。HA-A20Tは本体のサイズがHA-A7Tよりさらにコンパクトになった。コンパクトなイヤホンは装着した時に耳から飛び出ない。ルックスがスマートに保てる魅力もある。

またHA-A20Tは、本体を小型化しつつバッテリーがより長持ちするワイヤレスイヤホンになった。HA-A7Tと比較すると、イヤホン単体では約1時間最大再生時間が伸び、最大7時間も音楽を楽しめる。充電ケースに内蔵するバッテリーのパフォーマンスが向上したことで、チャージを繰り返しながら使えば約8時間も長く再生が楽しめる点にも注目したい。そのほか機能面では片耳での音声通話にも対応する。

HA-A20Tは音楽ファンに馴染みの深いVictorブランドから発売され、充電ケースや本体にはブランドのトレードマーク的存在である“犬のマーク”がレイアウトされている。また、このビクターの犬のマークとVictorロゴステッカーも付属されており、スマホケースや手帳などに自由に貼ることができる。

はじめてのワイヤレスイヤホンを探している方への贈り物にも相応しい。とても良質なエントリーモデルが誕生した。

（提供：JVCケンウッド）