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PR直近のビクター製品を「ほぼ全機種試聴した」評論家がレビュー

ビクター新完全ワイヤレスイヤホン「HA-A20T」実力速攻チェック!「とても良質なエントリーモデル」

公開日 2023/05/15 06:30 山本敦
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音質チェック:「アップテンポなポップスとすごく相性がいい」



HA-A20TはYOASOBIの「アイドル」のようにアップテンポなポップスとすごく相性がよかった。帯域のバランスはニュートラル。小粒なサイズのイヤホンなのに低音も充実している。

充電ケース

音の輪郭を力強く、音色も鮮明に描く。ビートは切れ味が鋭くスピード感に富む。この曲の魅力であるリズミカルなボーカルの軽やかさが存分に引き立つ。楽器の音色も肉付きがよく、しかも音像は引き締まっていて筋肉質だ。高域は余韻の抜け味が爽やか。

ジャスティン・ビーバーの「ゴースト」ではとても豊かな音場の広がりが楽しめた。ボーカルにコーラス、シンセサイザーのきめ細かく温かな余韻が空間を埋め尽くす。アコースティックギターのドライで粒立ちの良い弦の音色との対比が素直に描かれて面白い。5,000円台のエントリーモデルでもいっさい手を抜くことなく、忠実な原音再生を探求するビクターの本気が伝わってくる。

ジャズも聴いてみよう。映画『BLUE GIANT』のサウンドトラックから、ピアニストの上原ひろみ、サキソフォン奏者の馬場智明、ドラマーの石若駿によるトリオが演奏するアップテンポな楽曲「N.E.W.」だ。サキソフォンの熱く強いメロディをしなやかに鳴らし切る。ピアノの左手が刻むリズムがぐんと力強く伸びてくる。ドラムスはきめ細かく音色がとても艶っぽい。HA-A20Tの対応力の高さに脱帽した。

右側イヤホンのタッチセンサーを長押しするとサウンドモードが切り替わる。ブザー音が鳴ってから、ボイスプロンプトが現在のモードを教えてくれる。カイリー・ミノーグのアルバム『DISCO』から「Magic」を聴いてみた。

タッチ操作に対応

BASSに切り換えるとNORMALモードよりも中低音域のつながりが滑らかになる。EDMやロック、ポップス系の楽曲に合いそうだ。CLEARに切り換えるとボーカルの繊細な声の輪郭や、打ち込みによるリズムやバックトラックが鮮明さを増した。スマートフォンでモバイルゲームを遊ぶ際には効果音が聞きやすくなるCLEARモードがフィットしそうだ。

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