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PR装着感や使い勝手も上々

お手頃価格、しかも良質。ケンウッドの“オープン型”新完全ワイヤレス「KH-CRZ20T」を試す!

公開日 2022/11/17 06:30 山本 敦
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YOASOBIの「祝福」はボーカルが力強く伸びやかだ。ボーカリストの声が鮮明に映える中音域の透明感、生々しさがいい。余韻の抜け味も爽やかだ。ギターが刻むリズムも歯切れが良い。低音のビートもどっしりとした鳴りっぷりが気持ちよい。オープン型のイヤホンだが、少し賑やかな場所で聴いても低音が過度に痩せてしまうことがなく、音のバランスも崩れなかった。大型ドライバーの実力を存分に引き出すチューニングだ。一体感あふれる演奏に引きこまれた。

カマシ・ワシントンのアルバム『The Epic』から「Change of the Guard」を聴く。アグレッシブな演奏をとてもクールに伝える。金管楽器の高音域が煌びやかで彩りにも富む。骨格の強靱なピアノのメロディが演奏を引き締める。ドラムスのハイハット、スネアは余韻の粒子感がとても濃い。空間を満たす熱気を生々しく感じさせる。様々な楽器とコーラスも重なる厚みのある演奏だが、それぞれの音色が混じり合い濁ることなくビビッドな存在感を放つ。これほどまで生命力あふれる音楽を楽しませてくれる、エントリークラスのワイヤレスイヤホンは他にあまり類を見ないように思う。

ケース上部にはブランドロゴを配置

音もれ具合やハンズフリー通話もチェック



iPhoneのボリュームを平常よりも少し持ち上げて、賑やかなカフェで「音もれ」を確認した。オープン構造のハウジングなので音もれはゼロではないが、家族の証言によると、自宅など静かな場所でなければ周囲に迷惑をかけるような音もれは発生していないとのこと。

オープン型イヤホンの場合、環境音の大きさと再生する楽曲とのバランスによっては、音が聴こえづらく感じることがある。本機の場合、賑やかな場所でも通話音声は明瞭に聴くことができた。ハンズフリー通話は色々な場所で使えると思う。

よほど大きな騒音に囲まれる場所や、静かな通勤電車の中では一般的にオープン型のイヤホンよりも、アクティブノイズキャンセリングを搭載するイヤホンを選ぶ方がメリットは大きい。そういうケースではケンウッドにはアクティブノイズキャンセリング付きの「KH-BIZ70T」というイヤホンもある。ぜひ試してほしい。

KH-CRZ20Tのように、手頃な価格で選べる良質なオープン型イヤホンを1台備えれば、より快適なポータブルオーディオリスニングの楽しみ方が発見できる。様々なタイプのイヤホンを適材適所で使いこなす第一歩としたい。

(提供:JVCケンウッド)

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