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「ヤクルト1000」レビュー。睡眠の質向上・ストレス緩和の効果を確かめる

2022/08/21 風間雄介
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ライバルモデルは?



乳酸菌飲料には、ヤクルトのライバル商品も数多い。菌の数でインパクトがあるのは、いなばの「1兆個すごい乳酸菌ドリンク」だ。マイクロE18乳酸球菌を、なんと1兆個配合している。マイクロE18乳酸球菌は胃酸に強いため、これだけ多くの菌を腸まで届けられるのだそうだ。

そして、ヤクルト1000に興味のある方は、カルピス「届く強さの乳酸菌W」にもぜひ注目して欲しい。この商品も機能性表示食品で、睡眠の質を高める効果、腸内環境を整える効果が認められている。

カルピス「届く強さの乳酸菌W」

また、免疫機能の維持をサポートする機能表示が認められている商品としては、キリンの「iMUSE」がある。

そのほか、よくスーパーなどで見かける、売れている商品には明治の「R-1」が挙げられる。この商品は、明治が保有する6,000種類以上の乳酸菌ライブラリーから選び抜かれた「1073R-1乳酸菌」が用いられており、「人々の健康・強さを支えたい」という思いから誕生したとのこと。この菌について、仏パスツール研究所と共同研究しているとのことだが、本商品は特に何らかの機能表示が認められているわけではない。

乳酸菌飲料には多くの特徴を持った商品があり、中にはヤクルト1000と似た機能を持っているものもある。特にカルピス「届く強さの乳酸菌W」は気になるところで、今後機会があれば飲み比べてみたい。

ヤクルトらしさと新奇性の両立をねらったデザイン



続いて外観デザインを見ていこう。ほかのヤクルト類商品が「ヤクルト」とカタカナ表記である一方、今回のヤクルト1000のみ、モデル名がアルファベット表記の「Yakult」になっており、パッケージでもアルファベット表記を強調している。

左が宅配用のYakult(ヤクルト)1000、右がY1000

またパッケージについては、他のヤクルト類商品(「ヤクルトファイブ」「アイス de ヤクルト」を除く)が、乳白色をベースにしたデザインであるのに対して、今回のヤクルト1000は赤を全面に打ち出している。いわゆるヤクルトらしさを感じさせる乳白色は、上部に控えめに用いられている。

このデザイン変更は、後述する機能面の制約にもつながっているわけだが、新奇性を出したい、ほかのヤクルト類との違いを表現したいといった意図から採用したものだろう。

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