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“お値段以上”の音質に驚いた! Polk Audioの注目スピーカー3種、“推しポイント”はココ!

公開日 2022/08/05 10:00 土方久明
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ただ安いだけでない、価格以上のスピーカー



最後に、澤田氏にPolk Audioのスピーカーセッティングのコツを聴いた。澤田氏によると、Polk Audioのスピーカーは内ぶり角度やスピーカーの間隔などに対する音質変化がセンシティブではなく、ポンと置いても比較的良い音が出しやすいという。

筆者もそれには強く同意で、聴感上のスピーカー正面を外れた時の軸外特性の乱れが少なく、神経質なセッティングを行わなくてもステレオイメージが出てくる印象だった。

セッティングはシビアではないが、低域の処理がコツとのことだ

また澤田氏によると、Polk Audioのスピーカーは低域が豊富なので、その処理がコツとのこと。例えば壁からの距離を変えるなど設置場所を工夫したり、場合によっては低域を吸わせるグラスウールや座布団などを部屋のコーナー部に置いて、低域が飽和しづらいようにコントロールしたいところだ。

最近の円安の状況下において、良い音を出したいと同時にコスパの高さに注目するオーディオファンも増えていることと思う。だからこそ今Polk Audioのスピーカーを選択肢に入れることは1つの最適解になる。

今回澤田氏からレクチャーを受け、同社の製品は設計段階からコストを考えた素材選択をしており、製造工程における歩留まりを向上させるなど、 前例や形に縛られない自由な発想”と丁寧なコストダウンが行われていることを再認識した。

筆者は昨年末に、Polk Audioの中心人物であるフランク・スターンズ氏とマイケル・グレコ氏の2人にインタビューをした。彼らは良い音を安価で届けるという、創業当時のビジョンを大切にし続けており、そして大の音楽好きであることが強く伝わってきた憶えがある。

Polk Audioのスピーカーはデザインも音もよく、コストパフォーマンスが高い

Polk Audioは本国アメリカでトップクラスのシェアを築くスピーカーブランド。それを裏付けるように、その知名度は日本でも急速に上がっており、すでに国内でのシェアは約4%、ブランド別のスピーカー売り上げ順位も5位まで上昇中だという。

つまるところ、Polk Audio魅力はただ安いだけではなく、しっかりとした理念に支えられた技術による、価格以上の音質を持つブランドであるということなのだ。

(提供:ディーアンドエムホールディングス)

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