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PR第2回:「殿堂入りに相応しい完成度の高さ」

“小型×Hi-FI” ここに極まる! マランツ「M-CR612」、VGP「殿堂入り」の理由

2022/07/07 鴻池賢三
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マランツの小型ネットワークCDレシーバー「M-CR612」とプリメインアンプ「NR1200」が、VGP2022 SUMMERで「殿堂入り」を果たした。殿堂入りとは、高い実力を持つロングセラーモデルの証として送られる、栄誉ある賞。VGPアワードには2,000を超える製品がエントリーされるなか、殿堂入りを果たしたのはわずか18製品という点からも、この賞の貴重さがわかる。今回は、そんなマランツの「殿堂入り」2製品の実力を連載形式で特集。前回お送りした「NR1200」記事に続いて、本稿では「M-CR612」の魅力を徹底紹介しよう。

M-CR612

ハイコンポの枠を超える本格的なHi-Fi設計



音楽を愉しむこと。それは、国や地域、ジェンダーや年齢を問わず、人類に与えられた特権と言える。オーディオは、その特権を毎日のあらゆるシーンに採り入れることを可能にし、生活に根差した道具とも言える。技術の進化は音質の向上をもたらし、原音を追求するHi-Fiは、マニアの趣味としてだけでなく、音楽ファンにより多くの楽しみと豊かさをもたらしてくれるはずだ。

毎日の「生活×音楽」を考えると、Hi-Fiも時代に呼応するように変化してきた。フルサイズのコンポーネントからミニサイズのコンポーネントに、そして、ミニコンポーネントにHi-Fiの思想を反映した「ハイコンポ」は、多くのユーザーの支持を得て来た。

マランツの「小型×Hi-Fi」は、2008年に登場した「M-CR502」が源流。Hi-Fiを名乗るに相応しい音質はもちろん、ラグジュアリーなデザインや質感、ビルドクオリティーに一貫して妥協なく、時代に即したモデルチェンジを重ねてきた。

M-CR502の登場から歳月にして約10年、世代として5代目にあたる「M-CR612」には、マランツがハイエンドモデルで蓄積してきたClass-Dアンプの設計ノウハウが惜しみなくフィードバックされ、また、フルバランス駆動の4chパワーアンプは、従来のバイアンプ駆動に加え、パラレルBTL機能により倍力のパワフルな2chアンプとしても利用可能に。

上位モデルで培ってきた高音質化ノウハウを惜しみなく投入

ほか、機能面でもネットワークオーディオやストリーミング再生機能を先代よりもブラッシュアップして熟成の域に。2019年の発売開始以降、人気の定番モデルとして不動の地位を築き、今も色あせることなく輝いている。まさしく「殿堂入り」に相応しい現代の銘機と言って良いだろう。

Hi-Fiオーディオ然としつつインテリアとしても映える美しいデザイン



オーディオ機器が人々を魅了する要素として、デザインと質感は重要である。音楽は感性に響くものであり、視覚や触覚も満たしてこそ完成と言える。

M-CR612には、M-CRシリーズとしてだけでなく、70年の歴史と共に洗練度を高めてきたマランツのHi-Fiデザインが反映されている。センター配置のCDトレイ、シンメトリーベースの造形やボタン配置、素材感、操作フィーリングに至るまで、すべてがマランツクオリティー。

カラーバリエーションはブラックに加えてシルバーゴールドも用意

Hi-Fiに慣れ親しんできたマニアユーザーにも心地よく、また、インテリアとしても映える美しさはリビングにも相応しい。本物のみが持つオーラさえ感じるほどで、見飽きることなく、長く使えば使うほど愛着も深まるに違いない。

インテリアとしても映える美しいデザイン

音楽配信もCDもネットワーク再生も。多彩なシーンで活躍する接続性



M-CR612の魅力は、音質やデザインに加え、全ての機能が凝縮された「オールインワン」設計にも注目したい。設置時にシルエットが美しく、接続も操作もユーザーフレンドリーで、研ぎ澄まされた “機能美” を感じる。

長年音楽と向き合ってきた音楽ファン、オーディオファンにとって、今もなおCD再生は必須機能。M-CRシリーズの核でもあり、M-CR612にも引き継がれている。電波によるラジオ放送を受信するチューナー機能も然りである。

コンパクトなのでちょっとした家具の上にも設置できる

比較的新しい機能としては、Wi-Fiに対応し、インターネットラジオ対応、ネットワークオーディオ再生、AirPlay再生、Spotify Connect、そしてBluetooth入力なども標準的な機能に。

さらに「M-CR612」は、先代の「M-CR612」と比較すると、Wi-Fiが5GHz接続に対応し、各種ストリーミングサービスへの対応をアップデート。特にAmazon Music HD対応は、ハイレゾストリーミング時代に注目すべき機能である。

こうした高度なネットワーク機能が利用できるのは、独自の「HEOS」システムが有ってこそ。アプリでの選曲操作に止まらず、アンプやスピーカーを問わず、家中の対応機器を一括してスムーズにコントロールできるのもポイントで、近代的なデジタル機器としての側面も持ち合わせている。

利便性の向上は、音楽との新しい付き合い方をもたらしてくれる。お気に入りのCDを繰り返して聴くのも愉しいが、日本でユーザーが多いとされるiPhoneと組み合わせてAirPlay機能を利用すると、いつものスマホ操作の延長で、ストレスなくM-CR612から高音質で再生することができる。

Amazon Music HDなら、今や音質はCDクオリティーが標準で、さらにCDを越えるハイレゾ音質配信も拡充。サブスクリプションサービスの特性を活かし、一日中新しい音楽で部屋を満たすのも新しい愉しみだが、愛聴してきたCDのサウンドを、ハイレゾ音源と高音質のM-CR612で聴き直すのも面白いだろう。M-CR612にはすべてが凝縮されている。

背面端子部

殿堂入りに相応しい、完成度の高いロングラン製品



ブランド70年の歴史。シリーズ製品のロングラン。奇抜に陥らず確かな価値があり、殿堂入りに相応しい。M-CR612については、さらなる進化が想像できないほどの完成度。永く良い音のある暮らし、豊かな暮らしを紡ぎ出してくれるに違いない。

【関連】「NR1200」レポート記事はコチラ

(協力:ディーアンドエムホールディングス)

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