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音もANCも“王者の貫禄”。ゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 3」レビュー

公開日 2022/05/20 06:30 山本 敦
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■デザインや通話品質、機能性の進化も見逃せない



イヤホン本体は、CX Plus True Wirelessに近いスクウェア型のデザインに変更されている。エッジに滑らかなカーブを持たせているので、耳馴染みがとても心地よい。MOMENTUM True Wireless 2からサイズが16%もコンパクトになったことも、装着感アップにつながっていると思う。耳元にぴたりと吸い付くようにフィットする。

また、イヤホン本体はMOMENTUM True Wireless 2と同じIPX4等級の防滴仕様だ。付属のイヤーフィンを付けるとフィット感がさらに安定する。ジョギングなどで体を動かしながら音楽を聴く時間に活用したい。

シリーズの従来モデルと異なるスクウェア型のデザインとなった。滑らかな曲面やイヤーフィンの採用により装着感は高い

専用アプリ「Smart Control」もデザインを一新した。メニューの配置が整理され、設定したい機能に直感的にアクセスできる。高・中・低音域を好みのバランスに設定したプリセットをユーザーのライブラリに保存して、繰り返し使えるイコライザー機能が便利だ。

自宅やオフィス、ジムなどよく訪ねる場所を最大20件までスマホのGPS情報を元に登録して、その場所を訪れた時にプリセットした設定を自動で呼び出せる「Sound Zone」も使いこなしたい。

アプリ「Smart Control」には、タッチ操作のカスタマイズ、位置情報に応じて自動的に設定を切り替えるSound Zoneなどの機能もある

イヤホン単体で約7時間、ケースによる充電を併用すると約28時間の連続再生が楽しめるバッテリーのスタミナはMOMENTUM True Wireless 2と同じ。ただ、ケースのサイズはひと回り小さくなり、シリーズでは初めてQi互換のワイヤレス充電にも対応している。

ケースは従来モデルよりもひと回り小さく、ワイヤレス充電にも対応

通話音声品質の向上も図られた。耳に装着するノズルの近辺に、体内を伝わってくる低音を集音するマイクを新たに配置。これにより、騒音の多い場所でもイヤホンを装着しているユーザーの声をクリアにピックアップして通話相手に伝える。在宅ワークも含めて、日ごろから場所を移しながら仕事をする機会が多くある方には、MOMENTUM True Wireless 3は頼もしいビジネスツールにもなるだろう。

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