HOME > レビュー > 自宅が「映画館の音」になるサウンドバー! ソニー「HT-A7000」の臨場感と迫力

【PR】アップデートでさらに機能を強化

自宅が「映画館の音」になるサウンドバー! ソニー「HT-A7000」の臨場感と迫力

2022/04/15 折原一也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

今回の「HT-A7000」は一本バータイプ。サブウーファー2基を内蔵し、低音再生能力にも抜かりなく、オプションとしてワイヤレス接続できるサブウーファーも用意されている。サイズは1,300W×80H×145Dmmと大型なので、60インチ以上の大型テレビとマッチングを考えたサイズ感と言える。

今回は“BRAVIA XR”「A80Jシリーズ」の65型モデルと組み合わせてテストを実施

もうひとつ考えるべきことは、立体的な音場、高さの再現性だ。そもそも、映像音響における高さ方向の再現技術は、立体音響のドルビーアトモスが元々は劇場映画用として登場し、その後に家庭用のテレビやホームシアター機器にも普及したという経緯がある。最新の映画館の音を、家庭でも再現しようという流れがまずあったわけだ。

また、これとは少し別角度からの流れもある。テレビ画面(映像)と音声の定位のズレという問題だ。テレビの内蔵スピーカーは画面の下側についていることが多いが、大画面化が進んだことで、映像と音の定位がズレて違和感につながるという悩みも出てきたのだ。サウンドバーやホームシアターシステムに音の高さ方向の再現技術を投入することは、これを解決する手段としても重要度を増している。

ちなみに、ソニーのテレビ“ブラビア”は、この“映像と音の定位ズレ”を解決するための技術として、有機ELモデルに「Acoustic Surface Audio / Acoustic Surface Audio+」、液晶モデルの一部に「Acoustic Multi-Audio」を投入するなどしている。映像と音の一体感を以前から一貫して重視しているブランドなのだ。

■4つの技術で広大かつ濃厚な音場を実現

高さ方向の音場を再現する手段は、主にふたつの方式がある。ひとつはバーチャルサラウンドを用いたもの。ソニーはフロントスピーカーだけで3次元の立体音響を実現する「Vertical Surround Engine」という自社技術によって、サウンドバーによる高さ方向の音の再現をしている。

もうひとつは、上向きに音を出す専用のスピーカーを設置して、天井から反射させた上からの音を利用する“イネーブルドスピーカー”を使うという考え方だ。

そして今回、ソニー「HT-A7000」が採用したのは……なんと「両方」。これに加えて、側面に音を放射して壁に反射させる「ビームツイーター」とバーチャルサラウンドの「S-Force PROフロントサラウンド」も搭載し、高さだけでなく横方向の音場も広げている。イネーブルドスピーカー、ビームツイーター、S-Force PROフロントサラウンド、そしてVertical Surround Engineという4つの技術を併用することで、よりワイドかつ密度の濃い音場を再現しているわけだ。

天井と壁に音を反射させるとともにVertical Surround Engineも組み合わせて広大かつ密度の濃い音場空間を実現

高さ方向を再現するふたつの方法を両方採用した上で、横方向の音場を広げる技術も投入するという、非常に意欲的なモデルである「HT-A7000」。スペック面を見るだけだとやり過ぎ感すらあるというか、これらをちゃんと並び立たせることができるのか心配になるくらいだが……実際に体験してみると、それをしっかりとまとめ上げているのがソニーのフラグシップモデルたる所以だ。

また、2022年4月のソフトウェアアップデートで「360 Spatial Sound Mapping」にも新対応。これはシアターシステム「HT-A9」で採用されているソニー独自の立体音響技術で、複数のファントムスピーカー(仮想音源)を、理想的な位置に自動で生成し、広大なサラウンド空間を創出する機能だ。バーチャルサラウンドとは違い、実際に音場を生成するため、広いエリアできちんとリアルなサラウンドを体感できるという。

同機能は、オプションのリアスピーカー「SA-RS5」または「SA-RS3S」を本機「HT-A7000」と組み合わせることによって使用できるようになる。特に「SA-RS5」はバッテリーを内蔵し、電源ケーブルを必要としないので、自由度がより高い設置位置で実現できることがポイントで、何かと制約のある一般家庭のリビングルームでも手軽に最新サラウンドを楽しむことが可能だ。

リビングが音で満たされる360立体音響体験を可能に

なお、ブラビアの2021年モデルには、テレビの内蔵スピーカーをサラウンド構成のセンタースピーカーとして使用する機能「アコースティックセンターシンク」を搭載するもの(S-センタースピーカー入力端子搭載モデル A90J/A80J/X95Jシリーズ)があり、今回のサウンドバー「HT-A7000」はその組み合わせ相手として使用できる。サウンドバー単体でも充実の機能を持つだけでなく、ブラビア対応モデルと組み合わせるとさらにパワーアップしてしまうのだから全くスキがない。

テレビ(ブラビア)のセンタースピーカーとして協調動作し、音像をテレビの中心に引き上げるとともに音質がさらにパワーアップ(※対応のブラビア:S-センタースピーカー入力端子搭載モデル A90J/A80J/X95Jシリーズ)

また、テレビを始めとする外部機器との接続性も、もちろん最新の状況を抜かりなくカバー。テレビとの接続はeARCを利用可能で、HDMI入力はHDMI2.1の仕様である8K、4K/120、DolbyVisionのパススルーに対応する。加えて、Wi-Fiも内蔵し、ネットワーク再生、AirPlay2、Google Assistant、Amazon Alexa、Chromecast Built-in、Spotify Connect連携にも対応する。

端子部

また、自分の好みや環境に合った低音・サラウンドサウンドに拡張するため、サブウーファー2種類と、新商品を含むリアスピーカー2種類が別売りで用意されている。サブウーファーはサウンドバーからの低音に加えて、より深く迫力のある低音をプラスすることができる。また、リアスピーカーは、後方からのリアルサラウンドを加えることにより、さらに臨場感豊かなサラウンドサウンドを楽しむことができる。

別売のサブウーファーおよびリアスピーカーを追加してシステムを強化することも可能

また、前述のとおり、新たに発売されるリアスピーカー「SA-RS5」または既発売の「SA-RS3S」を本機「HT-A7000」と組み合わせることで360 Spatial Sound Mappingを利用可能。なお、新発売の「SA-RS5」はイネーブルドスピーカーを搭載しているので、「SA-RS3S」よりもより広大な立体音響を楽しむことができる点がメリット。加えて、バッテリーを内蔵しているため、設置位置の自由度もさらに高くなった。電源をつなげることなくリアスピーカーを使用できるのはユーザーにとってもかなり利便性が向上するだろう。

リアスピーカー「SA-RS5」

サブウーファーとリアスピーカーは好みに合わせて自由に組み合わせて、使用可能。これらオプションスピーカーを足すことで、低音やサラウンド感をさらに強化できる。なお、追加する順番としては、まずサブウーファーで低音を強化し、次にリアスピーカーでサラウンド感をさらに広げるのがよいだろう。

■“スピーカーの存在が消える”音場感。圧倒的な臨場感と迫力

さて、実際に「HT-A7000」をセットアップしてサラウンドを体験してみると、その臨場感は想像以上だった。ハイエンドオーディオでは音の定位が素晴らしい際に「スピーカーの存在が消える」などと表現するが、まさに「HT-A7000」も同様。視聴室全体のスケールすら超えて、そこはまさに映画館の音空間だ。

次ページHT-A7000は「まさしく映画館の音」

前へ 1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: