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【特別企画】デザイナー/クリエイター向けのツボを押さえた機能が満載!

必要十分な性能でリーズナブル。BenQの最新デザイナーモニター「PD2705U」レビュー

2022/04/08 海上 忍
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■再現性だけでなくユニフォーミティの高さも見逃せないポイント

プロ用ディスプレイにおいて重要な選択基準となる「色」だが、実際に確認すると、Rec.709およびsRGBのカバー率が99%ということもあり、高い再現性を見せてくれる。16bitルックアップテーブルを備えた10bitパネルが対応する色数は約10億7千万、青空のグラデーションは滑らかに変化し、葉や花弁の微妙な色調変化も自然に表現してくれる。


縦組デザインや縦位置写真の編集、確認に便利なピボット機能も搭載。モニターを回転させると画面表示も自動的に回転するオートピボット機能も備える
ユニフォーミティの高さも見逃せないポイントだ。27インチというほどよい大きさもあるだろうが、画面周辺部と中央部での明るさ、色調の違いやムラが感じられないのは、パネルを数百の区域に分け色と明るさの両方を微調整するBenQの製造ポリシー、そして新しい輝度ムラ補正技術が効いているのだろう。

実用性という点では、異なるカラーモード/入力を同時表示できる「DualView」にも触れておきたい。「PD2705U」には、線のコントラストを高め3Dグラフィックスを見やすくする「CAD/CAMモード」、明るさを10段階に調整し細部を明瞭化する「デザイン(アニメーション)モード」、明るさとコントラストを調整することで低輝度でもディテールを鮮明に描来出す「暗室モード」が用意されているが、DualViewの機能で通常モードと分割表示すれば比較が容易になる。ホットキーパックG2を使い一瞬で切り替えできる点もいい。

BenQのデザイナー向け4K UHDディスプレイには、27インチでThunderbolt 3対応の「PD2725U」、ひと回り大きい31.5インチで90WのType-C給電にも対応する「PD3205U」という兄弟機も存在するが、本機は「USB Type-Cディスプレイ」としての利便性と扱いやすさ、色精度の確かさにおいて遜色はなく、それでいてリーズナブル。外部ディスプレイの導入を検討中のデザイナー、クリエイターならば候補に挙げるべき充実の製品といえるだろう。

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