スピーカーに対する評価そのものが変わる。クライナのスタンド「Stage II」驚きの再現力

従来品ユーザーに嬉しいアップグレードサービスも実施
■支柱内に「Helca1」を組み込むバージョンアップ

本レポートの最後に嬉しいトピックがある。アクセサリー製品としては珍しい、「Stage」から「Stage II」へのアップグレードサービスだ。手持ちの旧「Stage」の支柱を一旦バラして内部に「Helca1」を組み込み、新バージョン同等に生まれ変わらせてくれるのだ。天板、底板は着脱も可能になる。

アップグレードバージョンのサウンドは、当然だが「Stage II」とほぼ同等。強いていえばいくぶん上寄りのすっきり傾向だが、激変の効果を同様に体感できた。10周年記念のユーザーへの感謝を込め、アップグレードは税抜ペア10万円で受けるそうで、クライナのウェブでも公開される。このお得なサービスの利用方法は3つ。クライナへ家財便で送るか、クルマで届けるか、引き取りを頼むかだ。

AAEX2021審査委員　生形三郎氏の「Stage II」の評価
■ニュートラルなまま立体性が格段に向上、スピーカーの性能が一段上がったよう

本誌のスタンド一斉試聴取材で、初代「Stage」を気に入り、すぐさま自宅へと導入したのだが、「Stage II」と比較試聴してみると、その予想以上の実力差に心底驚かされた。使用しているスピーカーの、ユニット自体の性能が一段上がったくらいの違いが現われたからだ。無論、旧モデルからの入れ替えは、迷わず即決だった。

多くのスタンドと比較試聴して感じるのは、この「Stage」は、スピーカーの実力をニュートラルかつ存分に引き出すレファレンス的なサウンドが持ち味だということ。それもあって自宅導入したが、今回の進化では、そのニュートラルさはそのままに、描き出される音の立体性が格段に向上している。3次元的な世界観がより詳細に、精細に描き出される印象だ。

なお、前モデルから価格も上昇したが、この性能差を聴くに、価格分の進化として合点がいく。再生音にトランスペアレンシーを求める方に、特にジャストマッチなスタンドであると申し上げたい。

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【「Stage II」AAEX2021グランプリ受賞記念キャンペーン】
「Stageアップグレードキャンペーン」
〔実施期間〕2020年11月21日〜2020年12月23日（申し込み分）
〔概要〕使用中の「Stage」を「Stage II仕様」にアップグレード（支柱交換）
〔対象〕Stage（旧モデル）を使用中の方
〔キャンペーン価格〕100,000円（1ペア・税抜）（※60cm標準仕様の場合。通常価格では150,000円）
「Stage II新規ご注文キャンペーン」
〔概要〕クライナのスタッフが購入者の自宅へ伺い、無償でスタンドを納品設置
〔対象〕Stage IIを新規注文の方
（通常価格では15,000円・税抜）
〔出張能範囲〕東京、神奈川、千葉、埼玉
（※他の地域や申込方法などの詳細はクライナウェブで確認、または問い合わせ）

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【Stage IIの仕様】
●支柱高さ：60cm（標準モデル）●ラインアップとサイズ：「2S60-2026T」天板20W×28Dcm＋底板26W×34Dcm、「2S60-805D326T」B&W 805D3専用天板（N805、805S、805Dも対応）＋底板26W×34Dcm●質量：約15kg●付属：スパイク受け皿一体型インシュレーターT-PROP標準装備