【特別企画】従来モデルからのアップグレードサービスも

スピーカーに対する評価そのものが変わる。クライナのスタンド「Stage II」驚きの再現力

林 正儀、生形三郎

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2020年11月21日
科学的な裏づけを元に、独創的かつ豊富な技術やアイデアを盛り込み、使いこなしの発展性を持つ画期的製品で好評のクライナ。スピーカースタンドの「Stage」は10年前に登場、家庭から放送局まで広く支持されている。それをベースに進化した創業40周年記念の新世代モデル「Stage II」は、最新の研究成果を随所に採用、スピーカーの未知の実力を引き出す類い希な性能を新たに獲得。“バージョンアップの域を超える”驚愕のステップアップが評価され、「オーディオアクセサリー銘機賞2021」でグランプリを受賞した。その驚きの再現力を林 正儀氏と生形三郎氏がレポートする。


劇的な性能アップのポイント
■好評Helca1の採用など独創の振動対策をさらに深化(Text by林 正儀)

画期的なスピーカースタンド「Stage」の登場から10年。第2世代へ深化した「Stage II」が、オーディオアクセサリー銘機賞2021でグランプリの栄誉に輝いた。クライナのポリシー、「3次元立体再生HGS(ホログラフィックサウンド)」の象徴としての存在感を示すものだ。今回、同社を訪ねて改めて新旧両モデルの試聴を行うと、ただのバージョンアップでないことは一聴瞭然。スタンドの違いとは思えない、激変の体感を再度確認できたのである。

クライナのスピーカースタンド「Stage II」100,000円(税抜/1台)。支柱は、スピーカーの振動を効果的に減衰するマグネシウムハイブリッド減振構造。振動を熱変換で低減する超微粒砂を充填し、支柱の振動を砂へ逃がす放振フィンを採用

では、どこがどう変わったのか。設置革命といえる「ダイアモンド・フォーメーション(菱形配置)」や、低重心の「ピラミッドバランス構造」など基本技術は継承。形状やサイズ、素材など見た目では大きく変わらないが、ハイブリッド構造の支柱内部(VD-PROP)に、特殊ダンピング溶液を充填した螺旋系アクセサリー「Helca1」を採用したのが最大のポイントだ。

ケーブルを通す、または巻きつけて使うケーブルインシュレーター、クライナ「Helca1」(11,000円、税抜)の応用がポイント

従来の超微粒子砂(800Hz位までの効果が主体)では取りきれなかった高周波数領域のノイズを減衰・吸収し、音の透明度や解像力を飛躍的にアップ。位相特性も大きく改善される。これにより歪みが消え、みずみずしさや艶やかさを支配する倍音成分が蘇える訳である。近畿大学の西村教授のレーザー振動計による解析でも、はっきりと証明された効果だ。

独自の「ピラミッドバランス構造」で、スピーカーを載せた状態で理想的な重心バランスを実現、低重心に寄与する。天板の振動を分散させて逃がすVD-PROP部に「Helca 1」を新採用

さらに、天板と底板のラウンド加工や、支柱のジョイント部を一層強固かつ着脱可能にした。以上、この3点が大きい。さらに細部を1から見直し、徹底的にチューニングを施して誕生したのが、この「Stage II」である。

オリジナルの初代「Stage」で既に高い完成度を誇っていたが、そこからさらに高みに登り詰めたから、「Stage II」のポテンシャルは計り知れない。私に言わせれば羊の皮を被った狼だ。外観は同じまま、強力なエンジンを積んだ新型マシンに例えられよう。

衝撃的な新旧Stage比較試聴レポート

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